先週後半から奨学金の引継ぎ作業をしてもらっているのですが、某機構の「お知らせを毎日確認するように」と言われておきながら連日未確認の状態です。

玉突きの人事異動のせいで、引継業務もスムーズに運びません。
なので、10月 1日付けで異動してくることになった人にはわたしの数多い業務を引き継げないままで、他部署に異動となった人からはその人都合の時間に矢継ぎ早に説明されるため、もともとの業務もしなくてはならず、帰る時間だけがどんどん遅くなるという悪循環極まりない状況です。
(他部署に異動になった人のメイン業務をわたしが引き継ぎ、わたしの業務を異動してきた人に引き継ぐ)

3人とも同じキャンパスにい続けるのでわからないことはいつでも尋ねられるからなのか、席の移動もまだまだといったところです。


火曜日の夜は、「なぜこんな遅い時間に長い時間をかけて帰らなければならないのか・・・」と感極まりバスの中だというのに涙がこぼれました。

いつもならバスを乗り継いで時間をかけて帰るところをなんとなくな気分で途中電車に乗ることにしました。

ひと駅だけなので普通電車を待つ間に快速電車が通過しました。
先頭車両が通過する直前に電車に飛び込む人の行動というのか衝動がなんとなくわかったような気がしました。

「この日のこの電車が来たら飛び込む」と決めている人はまず飛び込まないように思いました。
その時は本当に一瞬で、「死にたい」という気持ちと身体が一体となって吸い込まれるように空中に飛んでゆくのだと思いました。




12月の賞与が支給されたら、残りの有給休暇日数も踏まえてしばらく体調不良で休もうかと考えたりもしました。
いやいや、大学という独特の雰囲気に嫌悪感を感じるようになったのと、通勤時間があまりにも長いので、それならばいっそ辞めてしまったほうがいいのかもしれません。

なんてことも選択肢として考えていた翌日はとても穏やかに過ごせました。


帰りのバスで自己分析をしてみたのですが、わたしは “マイペース” が狂いかけると心が悲鳴をあげ、わからないことがあることが気持ちを焦らせ不安にさせるということがわかりました。

まあ、4月に異動になる以前からマイペースなんて乱され続けてきたのがマイペースではあったので慣れてはいますが、涙まで出るという今回の件はいつもとはわけが違う感じがしています。


奨学金は学生君やその保護者の生活がかかっていますから、とても責任を感じるのです。
窓口での対応には抵抗を感じませんが、システム関係が絡んでくると今日はとうとうパニックになりました。


また、以前の記事で規程の改正でわたしとバトルした男性からの引き継ぎなのです。

「やってたらなんとなくわかってきます」
「こんな感じで・・・、あんな感じで・・・」
「これだけは気をつけてください(←具体的なことをまったく説明せず)。大変なことになりますから」
「わかんなかったらマニュアル見てください。全部載ってますから」

根拠も何もわからないまま、関数だらけの成績資料をもとに機構のシステムに入力作業をしていた最中、うつむいた瞬間に涙が出ました。
誰にも気づかれてはいなかったのですが、「もう無理だ、月曜日に相談しよう」と腹をくくりました。



これまで、亡くなるまでずっと痛い治療に耐えていた先住犬の姿や、助かるかどうかわからない心臓手術を受けた父の勇気などをいつも思い、不屈の精神で乗り越えてきました。


でももう無理です。

その後については、月曜日以降に気が向いたら記事にします。





ではまた、ごきげんよう。