今、場所の離れたキャンパスにある職員と、ある業務の押し付け合いをしています。
わたしは今、どうしても早く帰りたい理由があるため、その業務に携わりたくないのです。
その業務とは規程の改正に係る一連の作業です。
もうひとりの職員はわたしよりも役職がひとつ上で男性です。
これまでは “これは僕がやり遂げました”、“僕はちゃんとやってます”、“僕はなんでもできるんですよ” 感を醸し出して、さらに上の上司もカーボンコピーに入れてメールをやりとりするような男性でした。
教授会に間に合わすために、規程改正の趣旨要旨、新旧対照表、改正案を作成する段になった途端、わたし個人宛に「業務過多により、毎日遅くまで残業が続き、これまでやったことがない作業なのでお願いできませんか?」という内容でした。
「男のくせになんて情けない人なんだろう・・・無様すぎる、ダサすぎる、いつもいろんな人にもメールを送るくせに、泣きを入れる時は個人宛て?」と怒りが込み上げてきました。
その怒りはその男性の泣き寝入りにではなく、「この仕事をわたしが引き受けてしまうと、わたしは早く帰れなくなる!」という、私的な理由からくる感情だったのかもしれません。
早く帰る理由がなければ、わたしは間違いなく引き受けていたと思うからです。
しかし、現時点で引き受けることはできなかったので、「忙しいのはどの課も同じです。この件は〇〇課長に報告またはご相談ください。」と返信しました。
するとしばらくして、「嫌な思いをさせて申し訳ありませんでした」と返信がありました。
課長(わたしの直属上司になります)には、その男性から送られてきたメールを内密に転送しておきました。
これでその男性が引き受けてくれるのだと安堵してから二週間ほど経った今日、課長より上の部の長から「規程についてどうなっているんですか?」と尋ねられたのです。
なんでも、わたしがやるべきことをその男性がわたしから丸投げされたようなことになっているようで、キツネにつままれたような、青天の霹靂のような・・・「へ?」という言葉しか出ませんでした。
時計を見るともう帰る時間・・・話は途中でしたが帰り支度をはじめました。
すると今度は、問題女性のOさんが、「最近早く帰られてますけどどうしてですか?」と尋ねてきました。
「ちょっと家の事情で・・・」とだけ伝え「お先に失礼します!」と大きな声で挨拶しましたが、誰からも「おつかれさまでした」の返答がなかったのです。
「わたしはいけないことをしているわけではない。仕事のやりかたを工夫し、やることはやって帰っているだけ、役職のある人間だっていろんな事情があるから家路を急ぐこともある。定時で帰ることを咎められるのはおかしなことだ。」そう訝しく思いながら事務室を出ました。
さてさて、わたしが丸投げしているらしいその業務、やはりわたしがやり遂げるべきなのでしょうか。
それともこのままシラをきり続けていたらいいのでしょうか。。。
ではまた、ごきげんよう。