私は身体障害者更正相談所という所に勤務しています。
身体障害更正相談所は主に補装具や更正医療の必要性、妥当性を書面や直接障害者の人とお会いして、判定、助言を行います。
私達職員は作業療法士や理学療法士などの医療専門職だけでなく、事務職の人もその業務に携わっています。
専門的な判定業務に事務職で出来るのか…と言われれば、本来は難しいと思います。でも、そこには前例というマニュアルが存在するので、前例を内規というルールに当てはめて事務処理をしていけば、さほど難しい仕事ではないのかもしれません。
事実、何か新しい事例が上がってくれば、前例は…とか、根拠は…と言われます。
でも、私は補装具の進歩に現行の法律や規則は追い付いていってないのが事実だと思います。
数年前の前例を引っ張り出してきて、今の症例に当てはめるなんていう行為はナンセンスだと思っています。
でも、私以外の職員の皆様方は立派な公務員でいらっしゃるので前例や根拠をすごく大事にしていらっしゃいます。
なぜ、山口県独自の考え方を示そうとしないんでしょうか?
補装具は基本的にADLを補完するものであり、QOLを
充実させるためのものではない事は、施行規則上も示されていることであり、ごもっともなことなのかもしれません。でも、ICFではQOLを散々叫んでいるし、障害程度区分にもQOLの項目が入ってます。
申請者の方からの書類が重くて重くて仕方ありません。
私はルールで全て切り捨てていく今の制度が非常に苦痛ですし、同僚の作業療法士に話しても全く取り合ってもらえませんでした。
結局、身体障害者更正相談所にいる作業療法士…ってなんなんでしょうか?行政にいる作業療法士、理学療法士の方は今の制度の在り方をどのように感じていらっしゃるのでしょうか?
来週、人事異動の発表です。
おおかたの予想では残留することになるでしょう。
来年度、いまさらながらどういうスタンスで仕事をしていいかわかりません。
とりあえず、愚痴を吐くところがなかったのでブログに書いてみました。
フォローしている人も少ないので、あまり人の目に触れることはないと思いますが、もし何かで見た人がおられれば、お前は甘い!でも何でもいいです。
ご意見をいただけたら幸いでさ。
