お母さん、どうしてわかってくれないの?


私は違うと思う。


高校生の時潔癖症気味だった姉が自分の服だけを洗濯機で洗っていたとき


なんで勝手に自分のものだけ洗ってんのよ!もったいないだろう!


理由も聞かず、怒鳴りつけたあと


もうやらないって言え!



そこで もうやらない

と言わないと、叩かれたり、さらに捲し立てらられる


もうやらない と言わざるを得ない



後日、隠れてまた自分の分だけ洗濯をする

が、バレてしまう



なんで約束破るの!ありえない!

親を騙すってどういうことなの!


叩く。罵る。



私は姉の気持ちを代弁する


潔癖症気味だからやってしまったんじゃないの?



もうやらないって約束したんだこいつは!

それを破ったんだからこいつが悪いだろ!

大体そんなこと気にしないんだや、普通は



そう、 普通は と言う言葉を使うのだ



お母さんの中にある普通


これが全ての人に当てはまるべきだと思い込んでいる


それが絶対であり、正解であるのだ


どんなに自分の考えを伝えたところで、この 普通 に一致しないものは全く受け付けない


そして、 普通 であることを強要する



これが悪気が無いということが恐ろしい


自分は子どものために、子供の将来のために正しいことを教えてあげている と100%信じている



どうしてそんなに自信を持てるのか?と思ってしまうほどに



みんなのお母さんも、こういう人がいるんじゃないかな


辛いよね


苦しいよね


自分がありたい自分でいられなくなりそうで怖いよね



きっと、そう思ってるあなたは、


自分のなりたい自分になれるよ


その苦しさ、ほんとは違うのにという悔しさは、決して消えない


そのあなたの真っ直ぐな心が、あなたを光の当たる場所に連れて行ってくれるよ


だから、諦めなくていい


家では、 普通 のフリをして


大人になった時に演技をやめればいい


そしたらこっちのもんだ



MASAYA