雨のあとは黒く焼け、根を腐らせ、大地を奪う
雲の波
月が忘れた歌は溺れていく
腕を伸ばす
今にも引きちぎれそうな赤
冷たい頬、立ち尽くす
地図は風の彼方
翼は地の果て
色彩はまるで世界