日本時間8月17日(日)、アメリカ・シカゴで元RIZINバンタム級王者の朝倉海とTUF優勝者ティムエリオットによるUFCフライ級マッチが行われる。ここでは『UFC 319』のメインイベントを飾るドリカス・デュ・プレシvsハムザット・チマエフのUFCミドル級タイトルマッチなどの見どころや試合結果予想についてまとめる。

 

ティム・エリオット vs 朝倉海


元RIZINバンタム級王者の朝倉海が出場するUFC319。UFCフライ級11位のティム・エリオットと対戦するこの一戦は、デビュー戦でタイトルマッチに敗れた朝倉海にとって、再起を懸けた重要な一戦となる。UFCフライ級のトップ戦線を目指す朝倉海と、タフなベテランファイターであるエリオットの戦いの見どころや試合結果予想についてまとめる。

 

ティム・エリオット 

  • 本名: ティム・エリオット(Tim Elliott)

  • 年齢: 38歳(2025年12月時点)

  • 階級: フライ級

  • 戦績:34戦20勝13敗(勝利内 KO3回 一本7回)

  • 身長/リーチ: 170cm/170cm

  • 主なファイトスタイル: レスラー

ティム・エリオット選手は、決して派手な試合をするタイプではないが、UFCのトップランカーとして、レスリングベースの試合運びが上手な選手で、トリッキーな打撃とどこからでもサブミッションを挑める選手だ。昔の試合では、打たれ強さも武器の一つであったが最近の試合では昔ほどの打たれ強さが見受けられなくなった。

朝倉海 

  • 本名: 朝倉 海(あさくら かい)

  • 年齢: 31歳(2025年12月時点)

  • 階級: フライ級

  • 戦績:26戦21勝5敗(勝利内 KO13回 一本3回)

  • 身長/リーチ: 173cm/176cm

  • 主なファイトスタイル: ストライカー

朝倉海選手は、元RIZINバンタム級王者で一撃で試合をひっくり返せる力を持っている魅力的な選手だ。UFCのケージでの試合経験がまだ浅く、ケージへの対応がどうなるか、っていうのは注目ポイントである。前戦のパントージャ戦ではグラウンドでの攻防が激しくなり一度は抜けたもののUFC王者のテクニックの前に屈した。
 

海外ブックメーカーのオッズでは、朝倉海1.34倍と圧倒的な評価を得ており、UFCフライ級のトップランカーであるティム・エリオット選手(3.40倍)を大きく上回るオッズがつけられています。

 

勝敗予想

結論から言いますと早い段階での朝倉海のKO勝利予想とさせていただきます。

 

考察

この試合の鍵は、朝倉海の打撃が、エリオットのしつこい組み技の中でフィニッシュブローを決めきれるかどうか、という点にあります。

前戦のパントージャ戦では、フィニッシュブローを決めきることはできなかったものの打撃のキレは健在でした。懸念されていたレスリング力でもチャンピオンにバックポジションを数回とられていましたが、四つ組の強さはランカーレベルと考えます。

今回の対戦相手ティムエリオット選手は、レスリングが強力な選手で選手のタイプとしては、RIZINで一度負けを喫した扇久保博正選手に似ているといえます。しかし、ティム・エリオットの最後の試合は約1年半前になり今回のファイトキャンプで初めて老化を感じるという発言も残しています。最後の試合でも打撃で効かされる場面が見受けられ昔ほどの強靭な顎はないものの3Rフルで動ききれる体力はあることを証明している。

最後に簡単な試合展望を書くと試合序盤では、くっつきたいエリオットと離れたい朝倉海の構図ができ互いに安全な距離での打撃戦になると考えます。しかし、試合中盤にさしかかるとレスリングで勝負したいエリオットが無理に前へ出たタイミングのどこかで朝倉の打撃が当たりフィニッシュになると考えています。

 

ドリカス・デュ・プレシ vs ハムザト・チマエフ

UFC319のメインイベントで、現UFCミドル級王者のドゥ・プレシと、無敗の快進撃を続けるハマザト・チマエフによるミドル級タイトルマッチが行われる。3度目の王座防衛を目指すドゥ・プレシと、UFCミドル級史上最強の呼び声も高いチマエフの激突に注目し、両者の見どころや試合結果の予想についてまとめる。

 

ドリカス・デュ・プレシ

  • 本名: ドリカス・デュ・プレシ(Dricus du Plessis)

  • 年齢: 31歳(2025年12月時点)

  • 階級: ミドル級

  • 戦績:25戦23勝2敗(勝利内 KO9回 一本11回)

  • 身長/リーチ: 185cm/193cm

  • 主なファイトスタイル: 打撃とグラップリングを兼ね備えたオールラウンダー

ドリカス・デュ・プレシ選手は、一言でいうと地味強ファイターで基本的に何でもできるファイトスタイルとタフさで、ミドル級のトップに君臨する実力者です。荒い打撃でラウンド序盤から息を上げるシーンが多いのですがそれを5R通してやり続けるスタミナが一番の強みと言えるでしょう。

ハマザト・チマエフ 

  • 本名: ハマザト・チマエフ(Khamzat Chimaev)

  • 年齢: 30歳(2025年12月時点)

  • 階級: ミドル級

  • 戦績:14戦14勝(勝利内 KO6回 一本6回)

  • 身長/リーチ: 188cm/190cm

  • 主なファイトスタイル: レスラー

チマエフ選手は、その強烈なレスリングと打撃で、UFCでもめちゃくちゃ注目されてる選手です。オクタゴン内にかかわらず日ごろから事件が絶えない選手でエスカレーターでいちゃついてるカップルをいきなり殴ったりアメリカへの入国ができない状況にもありました。今回無敗のチマエフが、現王者ドゥ・プレシをどう攻略するのかが見どころになります。
 
海外ブックメーカーのオッズでは、挑戦者であるチマエフが1.47倍と圧倒的な人気を集めており、現王者のドゥ・プレシ(2.75倍)を大きく上回る評価となっています。
 
勝敗予想
結論から言いますと5R戦い抜いてのドリカス・デュ・プレシの判定勝ちとさせていただきます。
 
考察
この試合の鍵は「チマエフの初回でのフィニッシュ能力」と「デュ・プレシのタフさと後半のスタミナ」のぶつかり合いになるでしょう。

ドリカス・デュ・プレシは、前戦でショーン・ストリックランドからミドル級タイトルを奪取した、まさに絶好調のチャンピオン。散打的な打撃と、決してペースを落とさん驚異的なスタミナが持ち味です。グラウンドでの動きは決して洗練されてはいないものの、スクランブル能力が高く、簡単にはポジションを取らせない強さがある。対するハムザト・チマエフは、圧倒的なレスリングとグラップリングを武器に、対戦相手を初回からフィニッシュに追い込むスタイルが最大の魅力です。しかし、前戦のウスマン戦では、テイクダウンは取るものの、スタミナが切れて後半失速する場面も見受けられていた。

最後に簡単な試合展望を書くと試合序盤では、チマエフが試合開始早々テイクダウン試みる。もしチマエフにコントロールされたらドリカスとしては、最悪な結末になるが、私はドリカスがグラウンドゲームをしのぎ切ると考えている。そこで試合が長引けばドリカスの無尽蔵のスタミナで5R判定勝ちになる。仮にそうそうにテイクダウンされたとしてもウスマンのようにトップポジションにとられそうなときに全力を使うような力の配分をしっかりできれば最初にテイクダウンを取られても問題はないだろう。

 
引用:UFC instagram , stake.com, U-NEXT