2年前の3月11日
まだ風は肌寒いけれど
すっかり雪も溶け
春めいてきた午後
私は港に近い通りを散歩していました
突然建物から人が飛び出てきて
上を見たり下を見たり
不審に思ってあたりを見回すと
坂道に沿った街路樹がゆさゆさと揺れている
「地震・・・」
なぜかその時
東北で大きな地震が起きたと思いました
振幅の大きい長い横揺れ
津波が怖かったので
すぐ坂道を登り上町通りを歩いて家に着いたのが2時55分
それからテレビで目にした光景
かつて夫が暮らした気仙沼
一緒に旅した南三陸町 陸前高田 宮古 釜石といった街が
次々と海に呑み込まれていくさまを
手をこまねいて見ているしかなかった
港町なのに海が見えないくらい高い堤防を築いていた町
港のあちこちに「揺れを感じたらすぐ高いところに避難しましょう」という張り紙があった町
金色の砂浜と美しい松林が続いていた町
あれから2年
ささやかなことしかできないけれど
その時に出来る事を
しっかりやろうと思っています