私はこれまで、他社のネットワークビジネスや副業で成果が出ず、
毎月の出費や人間関係に行き詰まった「延べ300人以上」の方々と、DBSにて無料個別Zoomコンサルで直接お話ししてきました。
その300人以上のリアルな相談の中で、相談件数が多い会社の一つが、業界の巨人「日本アムウェイ(Amway)」です。
相談に来られるアムウェイ会員の皆さんは、本当に真面目で、礼儀正しく、製品に対する熱い愛を持っています。
「トリプルXを飲んで体調が劇的に良くなったんです!」
「eSpring(浄水器)やアトモスフィア(空気清浄機)の性能は世界一だと信じています!」
「アップラインのダイヤモンドやクラウンアンバサダーのように、いつか自由な時間とお金を手に入れたいんです!」
そう目を輝かせて話してくれます。
……しかし、その熱い想いとは裏腹に、彼らが直面している「現実の数字」を聞くと、ほぼ全員が同じ悲鳴を上げています。
「毎月、製品代やセミナー代、カフェ代で5万〜10万円の赤字が出ています……」
「友達に声をかければかけるほど、LINEが既読スルーされ、距離を置かれていきます……」
「2022年の業務停止命令以降、グループの売上が激減して、タイトル維持が地獄です……」
なぜ、世界最高峰の品質を誇る素晴らしい製品を扱っているはずなのに、真面目に努力しているあなたの通帳の残高は、毎月減り続けているのでしょうか?
厳しい現実をお伝えしますが、それはあなたの努力不足でも、熱意が足りないからでもありません。
「ビジネスの構造(算数)」と「時代のルール」が、完全に崩壊しているからです!
今回は、感情論やお説教は一切抜きにして、なぜ今のアムウェイが構造的に「毎月赤字の自転車操業」になってしまうのか、冷徹な事実をぶっちゃけます!
■ 理由①:メルカリやAmazonで「会員価格以下」で叩き売りされている
まず、最初の冷徹な現実を直視しましょう。
アムウェイのビジネスモデルの根本的な建前は、
「会員(ABO)になることで、高品質な製品を会員価格(定価の約20〜25%オフ)で安く購入でき、それを一般の人に紹介・販売することで差額利益やボーナスを得る」 という仕組みですよね。
では、今すぐスマホで「メルカリ」「楽天市場」「Amazon」を開いて、あなたが扱っている主力製品の名前を検索してみてください。
- トリプルX(サプリメント)
- ニュートリライト プロテイン
- eSpringの交換用フィルター
- ディッシュ・ドロップ(洗剤)
……どうでしょうか?
あなたが毎月必死に買っている「会員価格」よりも遥かに安い値段で、新品未開封の製品が山のように転売・叩き売りされていませんか?
これを見たとき、あなたはどう思いましたか?
一般の消費者が、もしアムウェイの製品を欲しいと思ったとき、 わざわざあなたから身分証を出して会員登録をして、高い定価や会員価格で買うでしょうか?
それとも、誰にも気兼ねせず、メルカリやAmazonでワンクリックで安く買うでしょうか?
答えは、言うまでもなく後者です!
「会員になれば安く買える」「他では手に入らない特権」というビジネスの前提が、インターネットによって完全に破壊されているのです。
■ 理由②:なぜ会員価格以下で売られるのか?「買い込みの強制」という闇
では、なぜ市場にあれほど大量の正規品が、会員価格以下の赤字価格で流出してしまうのでしょうか?
「誰かが悪意を持って偽物を売っているから」でしょうか?
違います。
あなたと同じアムウェイ会員(特にタイトルを維持しなければならないリーダーたち)が、自分の身銭を切って出品しているからです!
アムウェイの報酬プラン(ブレイクアウェイ)については次回の記事で算数を使って徹底解剖しますが、この仕組みには「タイトルを維持したり、ボーナスのパーセンテージ(21%など)を達成するために、毎月莫大なグループ売上(PV)を作らなければならない」という極めて過酷なノルマが存在します。
月末、目標のポイントにあと30万PV、50万PV足りないとなったとき、現場で何が起きるか?
「今月落としたら、今までの努力が水の泡になるぞ!」
「先行投資だ!タイトルを獲れば後からいくらでも回収できる!」
そうアップから煽られ、クレジットカードを切って、自分で大量のプロテインや空気清浄機を自腹購入(買い込み)するのです。
しかし、毎月何十万円分ものサプリや洗剤を、自分や家族だけで消費できるはずがありませんよね。
部屋の押し入れは段ボールの山になります。
翌月のカードの支払期日は容赦なくやってきます。
現金を作らなければ破産してしまうため、会員たちは背に腹は代えられず、買取業者に二足三文で流したり、メルカリで会員価格を割る値段で損切り出品せざるを得ないのです。
「製品が良いから流通している」のではなく、「タイトルを維持するためのノルマの買い込みによって、無理やり数字が作られている」。
これが、メルカリ、楽天、Amazonに安売りが溢れかえっている冷徹な真実です。
■ 理由③:上陸から50年。ビジネスモデルが「昭和の遺物」になっている
日本にアムウェイが上陸したのは1979年。今からおよそ50年前です。
当時は、インターネットもスマホもSNSもありませんでした。
コンビニも今ほど普及しておらず、ドラッグストアに行っても高品質なサプリやオーガニック化粧品なんて手に入らない時代です。
その時代であれば、
「知り合いの家に鍋を持って行って、無水調理のデモンストレーションを見せる」
「ファミレスで実験を見せて、市販の洗剤とアムウェイの洗剤の泡立ちの違いを熱弁する」 という口コミ手法は、最先端の画期的なダイレクトセリングでした。
しかし、今は令和の時代です。
スマホを数回タップすれば、世界中の最高品質のオーガニック製品や特許成分サプリが、翌日には自宅に届きます。
YouTubeやInstagramを開けば、専門の美容家や医師が徹底的な成分比較やエビデンスを無料で公開しています。
消費者は、50年前とは比べものにならないほど賢くなっています。
それなのに、いまだに
「友達をリストアップしてカフェに呼び出す」
「マッチングアプリで出会った人をホームパーティーに連れて行く」 という50年前と全く同じ昭和のやり方を続けているのです。
しかも、2022年10月には消費者庁から6カ月間の取引停止命令を受け、世間の警戒感は過去最高レベルに達しました。
街中で「アムウェイ」という単語が出た瞬間、一般の人は一瞬で心を閉ざします。
その強烈な逆風の中で、昔ながらのやり方でリクルートを成功させようとするのは、
「竹槍で最新鋭の戦闘機に立ち向かう」のと同じくらい無謀なことなのです。
■ 努力の方向性を変えなければ、赤字は一生止まらない
誤解のないように言っておきますが、私はアムウェイの製品そのものを否定するつもりは毛頭ありません。
長年研究されてきた製品のクオリティは、確かに素晴らしいものがあります。
しかし、「製品が素晴らしいこと」と「そのビジネスであなたが稼げること」は、全くの別問題です!
- 会員価格がネット転売によって価格破壊されている
- ノルマ維持のための買い込みが常態化している
- 昭和の口コミ手法が現代の社会感覚と完全に乖離している
この3つの構造的な欠陥を抱えたまま、どれだけあなたが睡眠時間を削ってカフェ代を使い、人間関係をすり減らしても、算数的に黒字化することは絶対に不可能です。
あなたが苦しんでいる原因は、あなたのメンタルの弱さでも、行動量の少なさでもありません。
「乗っている船の底に、最初から巨大な穴が空いていること」に気づいてください。
では、アムウェイの報酬プランは、一体どのような「数学的な仕組み」によって末端会員を赤字に追い込んでいるのでしょうか?
次回の記事では、いよいよアムウェイの報酬プランを、電卓を叩きながら冷徹な数字で完全解剖します!
なぜグループから優秀なリーダーが育つと、かえって自分の首が絞まるのか?
その恐ろしいカラクリを公開しますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
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