今日はダブリンでの住宅事情を赤裸々にお伝えしたいと思います家

 
 
 
正直に言います。
状況はかなり劣悪ですドクロ
 
 
 
・人口の増加に住宅数が全く追い付いていない
・需要と供給のバランスが崩れている為、売る側のやりたい放題
・家探しの難しさにかこつけた詐欺の横行
・住宅問題に対する政府の対応の悪さ
 
 
 
アイルランドでの家探しと言えば不動産屋に行く方法もありますが、Daftというウェブサイトを使うのが一般的ですPC
何故なら、日本のように同じ物件を違う不動産屋が情報を持っているという事は無く、1つの物件に1つの不動産屋、もしくはオーナーが直接テナントに貸すという形だからです上差し
1つの出元からの情報が圧倒的に少ないので、ウェブサイトで何百何千という数の物件を見てメールなり電話なりで連絡を取りますスマホ
 
 
 
で・す・が、返信率の悪い事!
私の夫は物を書く仕事をしているので文章は彼の得意分野ですが、それでも不動産屋を含め60件メールを送って約半分しか返事が無かったように思いますゲッソリ
なので電話番号が載っている場合は迷わず電話しましょう注意
 
 
 
物件獲得までの過程を簡単に説明します。
 
 
 
①オーナーや不動産屋と下見の日を決める
②下見をする
③その物件が欲しいかどうか見定める
④紹介状などを含む必要書類を提出する
⑤不動産屋を通してまたはオーナーが直接テナントを選ぶ
⑥契約内容の確認
⑦入居完了
 
 
 
日本では④や⑤はほぼ形式的な物で、借り手がその物件を欲しがれば大概手に入りますよね?
でもここはアイルランドの首都ダブリン🇮🇪
 
 
 
まず①に漕ぎ着けるのに一苦労です。
メールの返信が無い。
電話を掛けて折り返すと言われ何の連絡も無い。
電話をしたらメールを送ってと言われ送るも何の連絡も無い。
電話を掛けて下見の約束を取り付けるも、いつの間にかDaft上で契約済になっている。
こんなのはザラに起こる出来事です滝汗
 
 
 
②の下見に行けば1つの物件に何十人という数の人が列をなしている。
要は1つの物件の奪い合いですもやもや
 
 
 
③④の過程の間にも、何の連絡も無く物件がDaft上から消える事も当たり前。
 
 
 
借り手より売り手が有利な市場の為、⑤の契約内容も日本に比べて借り手に対してとても不利な物が多いですバツレッド
例えば家賃。
日本でいう1ルームマンション(英語ではStudio apartment)の相場は約1000€=約13万円。
1LDK(1 bed flat)で1300€=約16、17万円。
カップルや夫婦に必要な2LDK(2 bed flat)なら1500€=約19万5千円以下ではまず見付かりません札束
天井知らずの市場なので2LDKで3000€=約40万円なんて物件も沢山ありますポーンハッ
 
 
 
難関をくぐり抜け、ようやく契約かと思いきや気を抜くのは早過ぎますニヒヒ
 
 
 
詐欺
 
 
残念ながらダブリンの住宅市場ではこの犯罪が後を絶ちませんチーン
 
 
 
契約書と鍵の受け渡しと支払いは全て同時に。
 
 
 
これが原則です。
ですが崖っぷちに立たされた人々は判断力が鈍ってしまう事も多いのでしょううずまき
 
 
 
・契約書や鍵を受け取る前にお金を支払い、気付けば貸し手と連絡が取れない
・お金を支払い契約を交わしたものの、渡された鍵はニセモノで物件に入れない
・そもそも物件が存在しない
 
 
 
大きく分けてこの3つです。
アイルランドに着く前に海外から住む場所を確保しようとしている人なんかも要注意です雷
 
 
 
私達夫婦も何度か怪しい人達に出会いました男性トイレ女性トイレ
 
 
 
・アイルランドの北西の州に住んでいて物件を見せてあげられないから、Skypeを通して下見をしよう
・家賃が自分の年金だから、鍵の受け渡しの前に3ヶ月分まとめて支払って欲しい
・下見の時はとても丁寧な対応だったのに、契約前に支払いを済ませろと執拗に迫り、こちらが疑問を投げ掛けると狂ったように怒鳴り散らす
 
 
 
もしかすると嘘では無かったのかも知れません。
でもそんな可能性に掛けるには大き過ぎるお金が動きます。
それでも尚この犯罪の被害者が続出するのは、それだけダブリンの住宅問題が酷いという事ですダウン
 
 
 
乳児を抱えたシングルマザー。
ポーランドから出稼ぎの為に移住して来た家族。
子供の居る家庭。
仕事がダブリンにあるのに、家が見付からない男性。
居候させてもらいながら6ヶ月以上住む場所を探している女性。
 
 
 
彼等は実際に下見の際に出会った方達です。
こういう人を食い物にする人が多く居るダブリン。
それは詐欺だけでなく、不動産屋やオーナーも含めてです。
 
 
 
アイルランドらしく天気の悪い雨の日。
ダブリン市内から遠く離れた不便な土地にある高い家賃のアパート。
10組以上が下見に来ていました。
高級車に乗って、ピカピカの革靴を履いた不動産屋の男性は横柄な態度で15分程遅れて登場し、一言。
 
『Sorry for being late. At least it's not raining.』
(遅くなっちゃった。まぁでも雨が強くなくて良かったよね)
 
 
 
ダブリンの唯一の電車であるDartの駅も近くには無く、便利とは言えない場所にあるアパートにタクシーで下見に向かいました。
遅れている不動産屋の男性を待つ間になんとなくDaftを開けば、なんと正に今下見をしようとしている物件が契約済になっていました。
乳児を抱えたシングルマザーの女性は
 
『It can't be! I just came from their office! It must be some kind of a mistake!』
(有り得ない!たった今不動産屋の店舗からここに来たんだもの!何かの間違いに違いない!)
 
彼女は『It can't be!』を繰り返していました。
彼女にとっては消えてはならない望みだったから、現実に向き合えなかったように見えました。
不動産屋の男性にこの事を質問すると
 
『Please don't tell others』
(他の下見の人達には言わないで)
 
そして私達夫婦を駅まで車で送るよと提案したり、月曜の朝にメールを来れればDaftに載せる前の物件を紹介するよと言い出しました。
車の件は丁寧にお断りし、一応月曜の朝にメールをしたものの何の返事もありませんでした。
ちなみにこの不動産屋はダブリン、もしかしたらアイルランドで最大手と言われる会社です学校
 
 
 
どの不動産屋もオーナーも嘘を付いているように思えて、EUに加盟する先進国だとは思えない現状に、悲しくなった私達は諦める寸前でした飛行機
 
 
 
ダブリンにいらっしゃる皆さん。
本当に色々気を付けて下さい。
想像を遥かに超える大変さです。
相当の覚悟を持ってご準備なさって下さいお願い
 
 
 
🇮🇪🇯🇵