話題の【ストリート・キングダム】
久しぶりに劇場で観たいと思える邦画だったので、初日レイトショーに行ってきました。
そこら辺に散らばっていた小さなエネルギーが集まりだし、何かが始まる事への期待を感じさせる前半と、これからって時に分解してしまう後半の喪失。
この高低差が心地良い。
まぁ実のところ既にピストルズがロンドンでやっていた事に似ている。
ピストルズはマルコムとヴィヴィアンというスポンサー、というか詐欺師がいたからツアーも出来たしレコードも出せたが、シドの逮捕とロットンの解雇で呆気なく終わる。
洋の東西を問わず、インディペンデントでやりたい事だけをやり続けられる無敵モードなんて儚いものです。
しかし、清志郎や坂本龍一の様に、メジャーとマイナーを往来しながらも、やりたい事を貫く人もいるのも確かだ。
周期的に訪れる昭和カルチャーブームの一つとして捉える向きあるけれど、それだけではない深みが感じられるのは、脚本を担当したクドカンの愛情なのではないでしょうか。
この物語は78年に東京で興った小さなカルチャーを題材にした青春物語にも見えますが、「あの頃は良かった」とか、「昔の方が勢いがあった」などの懐古する薄っぺらい言説に強烈なカウンターパンチを食らわしています。
貴方達が語る「過去」は、そんなに良いものでしたか?と。
♯ストリート・キングダム







