求人・採用業界はここ数年で劇的な変化を遂げていますね。
特に元々変化に乏しかった業界だけあって、そのスピードについて行く事が出来ない担当者の方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
元々、スマホの普及により、人々が求める情報だけを選択して取得するという風潮(求人でいうと人々の選職リテラシーが高まったというメディアもあります)が高まっていた事もあり、その動きはあったのですが、indeed等アグリゲーションメディアの台頭によりその動きが急速に加速した印象です。
そう、オウンドメディアリクルーティングです。
こちらのブログでも再三ご案内している採用スキームですね。
『そんなの知っているよ』という方が殆どだと思います。そう、それでいいんです。
ただ、この急速な動きはそれこそ音楽でいうと、ラジカセを聞いていた人がいきなり音楽配信に手を出すようなもの。よく理解せずに使っていたり、事業者や業者の言いなりになってしまっている現状もある事かと思います。
さて、このオウンドメディアリクルーティング。もう一度何ぞやという所をおさらいしておきましょう。
オウンドメディアリクルーティングとは…?
『オウンドメディア(採用サイトやSNS・社員)を軸に、 採用したい人材に対して自社主体で直接メッセージを発信し、 共感を喚起することで採用につなげていく能動的リクルーティング手法のこと。』 byウィキペディア先生
分かりやすいですね。
そして採用者側からすると、この急速な拡大については、先述した現代社会の風潮に合わせて・・・というのが勿論ですが、それだけではなく、採用側にも大きなメリットがあるから急速に拡大を続けているという事を再度よく理解しておきたい所です。
この、オウンドメディアリクルーティングを採用する最大のメリットって何ですか?
これ、コスト削減を第一に思い浮かべている方って、いませんか?
その考え方をしている方、今すぐ考えを改めてください。
その考えのまま、同スキームを構築し続けると、採用活動が崩壊します。
オウンドメディアリクルーティングを勧めてくる代理店や媒体社、コンサルなどはクロージング手段としてコスト面を全面に出してくることもあろうかと思いますが、それは導入後の運用についての説明が欠けているのと、契約目的でしか考えていないと推測してしまいます。
申し訳ないですが、オウンドメディアリクルーティング、お金は結構かかりますよ。
まずは採用HPの構築費用、そしてランディングページの構築費、それぞれの保守費用、他にもブログなど展開するのであればコンテンツ制作料なども。ここまでは既存の採用活動でかからなかった費用です。
更にこのプラットフォームを世に出していかねばなりませんよね。その為のWeb広告掲載料がかかります。(リスティング、DSPなどです)
もちろん、これに対応する人材の確保も必要です。初期の構築だけでなく、運用面で継続したフォローが必要なのもこのスキームの特徴ですね。(SNS・ブログ、各コンテンツなどの更新も必要ですし)
あれ?それだけお金がかかるの?
なんなら、今より費用が嵩むの?
じゃあ、やらなくて良くね?
という事になりますが、待ってください。
オウンドメディアリクルーティングの最大の目的でありメリットは、応募者のマッチング精度を高めるという事なんです。
マッチング精度が高まるとどうなるか?
当たり前ですが、定着率が上がります。
するとどうなるか?
事業的には生産性が高まりますし、採用目線からいうと募集頻度が減ります。離職者が減るという事は、様々な面で効率的なんですね。
(そして、実は定着率が高まると採用難易度も低くなる傾向もあるんです)
そう、ですのでオウンドメディアリクルーティングを成功させることによって、採用コスト全体は結果的に抑えられますが、決して求人広告を出さなくなるからというわけではなく、ミスマッチを防ぐことによる無駄なコストの削減が出来ると考えたほうが正しいのです。
そこを勘違いして、『採用ページ作ったからもうOK』という会社や、『採用ページ作ったけど応募来ないから従来の方法に戻す』という会社の多い事。
本質を理解せずに進めてしまった結果なのですが、あまりにももったいなく感じてしまいます。
何事もそうですが、すぐに結果が出てコストも削減できるなんていう、そんなおいしい話は無いわけです。
長期的な視点で総合的な改善を図るというコンセプトを持ち、各事業部や上層部も巻き込んで取り組むのが吉。
正しい方向へ進めることで、大きなリターンを得られるというのは断言できると思います。
あと、もう一つ。
これらを提案してくる業者の担当あるあるですが、HPへのアクセスや応募フォームへのエントリー数を結果としがちで、その数字ばかり計る傾向があります。
もちろん、提案した事を結果に繋げなければならないという部分で、これらの数値は一つの指標です。
それにこの数値が良いに越したことはもちろんありません。
が、良い人材を採用し戦力化する事。先程も申し上げたようにマッチング精度を高めるのがこのスキームを構築するメリットであり、最大の目的です。
導入し、結果が出始めたと感じる時点で、果たして採用ターゲットとしているような人材に正しくアプローチし、採用できているか?
この辺りはシビアに検証すべきだと思います。
ここが以前と変わらないというようでしたら、ただ単に構築コストをかけただけで、正しい方向に進んでいるとは言えません。
改善が必要な場合は、まずコンテンツを見直すと良いかもしれません。
これに関しては以下記事にも纏めています。
参考にしてください。
全てを理解しながら進めるのは中々困難ですが、ぜひ取り組んでいきたいところです。








