前回のブログで、
「夜活」で集中力が高まるメカニズム
夜活のメリット、リスクについて
お話させていただきました。
今回は、「朝活」により得られるメリットについて、
ご説明させていただきます。
夜型の生活が定着されている方々にとって、
朝活を頑張ることで、
今の集中力高く活動できている夜の活動に
支障をきたしてしまうのではないか、
と心配になりますよね・・・
朝、早起きして何かを成し遂げることの難しさ、
そして夜遅くまで頑張ることで感じる充実感、
本当によくわかります。
私も以前、まったく同じジレンマに悩んでいました・・・
前回のブログでも申しましたが、
現状の夜活で、
・十分に成果が得られ
・日中のパフォーマンスにも問題ない
・体調に悪い変化を感じない
のであれば、
そのまま続けるのもいいかと思います。
ですがもし、
・今の成果に不満がある
・朝から日中にかけて眠気との戦いでつらい
・徐々に朝の辛さ、日中のだるさがひどくなっている
・偏頭痛や風邪をひきやすくなったなど感じる
という方は、ぜひ今回のブログを読んで
「これからどうするか」
一度考えてみてください。
概日リズムと朝活のポジティブな思考習慣
夜活にもメリットはありましたが、
朝活のメリットはさらに多岐にわたります。
なぜなら、
朝活は人間本来のリズムに合わせた、
遺伝子的に無理のない行動習慣だからです。
人工光が普及して、まだ１００年そこそこです。
それまでは、
一部の人間を除きほとんどが、
暗くなれば休み、
朝日が出たら活動をしていました。
遺伝子は数百年程度では
完全に変わるものではありません。
そのため、
特に身体と精神の健康に
ポジティブな影響を与える要因
がいくつかあります。
以下に、朝活の主なメリットを説明します。
１．人間本来のリズムを取り戻す
朝活をすることで、
体内時計の１つ「概日リズム」が
本来のリズムを取り戻せます。
毎朝同じ時間に起きて、
朝日を浴びることは、
概日リズムを調節する効果があります。
これは、概日リズムが
朝を起点に調整されるからです。
概日リズムが乱れると、
不眠症やうつ病、肥満や糖尿病など
様々な健康問題を引き起こす
可能性があります。
逆に、
概日リズムを整えることで、
睡眠の質が向上し、
それらリスク低減につながるとともに、
「気持ちのいい朝」
「活動的な昼間」
を手に入れることができます。
２．集中力と創造性の向上
早朝は、夜遅くと同様、
外部からの連絡などが極端に減り、
周りも静寂なため、
自分の行動に集中しやすい環境となります。
そして、朝はこの外部環境以外に、
睡眠により脳内の老廃物が除去されるため、
１日のうちで最も新しい情報を
処理しやすい状態であり、
夜の睡眠中に脳が情報を整理してくれるので、
新しいアイデアを生み出しやすい状態になります。
つまり、
朝早く起きてタスクに取り組むことで、
脳のクリエイティブな部分が活性化され、
集中力が高まります。
３．自己肯定感・幸福感
朝活をすることで、
気分が前向きになります。
「朝早く起きた」
という”成功体験”から
１日がスタートし、
自分の好きなことや
やりたいことから
始まることになるので、
とても前向きなスタートをきれるので、
「できた！」という達成感から気分も上がります。
また、朝日をしっかり浴びることで、
「幸せホルモン」とも言われる
神経伝達物質「セロトニン」
が分泌されます。
セロトニンには
精神を安定させる働きがあり、
ストレスに強くなったり、
穏やかな達成感を得やすくなったりします。
朝の時間を使って、
自分の問題や悩みを考えることもおすすめです。
夜に考えるとネガティブになりがちですが、
朝は前向きな思考や生産的な考え方、
未来志向の発想を生み出すことができます。
これだけでも、
十分な効果が得られるように思いますが、
まだまだあります。
次回のブログで、
もう少し紹介するのと、
朝活を行う上での注意点なども
紹介させていただきます。
まとめ
朝活は概日リズムを整えることで、
クリアで前向きなメンタル状態を
サポートする生活習慣です。
体内時計が朝を起点に調整されることで、
睡眠の質が向上し、
健康リスクが低減します。
また、
朝の静けさとクリエイティブな脳の活性化により、
集中力や創造性が向上し、
日中のパフォーマンスも良くなります。
さらに朝活は自己肯定感と幸福感を高め、
前向きな思考を促進するとともに、
ストレス耐性も向上します。
朝の時間を使って問題解決や
前向きな計画を立てることも可能です。
朝活にはまだまだメリットがありますので、
次回のブログも参考にした上で、
「これからどうするか」
考えていただき、
より充実した生活を目指してください！
不眠・睡眠障害・日中のパフォーマンス低下に悩む人たちへ
睡眠障害は、様々な原因により引き起こされています。
個体差、周辺環境、前後状況など
何が原因で質の高い睡眠が得られていないか
しっかりと掘り下げて対策を行っていかないと、
「逆に悪化する」
「しっかり眠ったつもりだけど全然疲れがとれない」
などとなることがよくあります。
睡眠薬は最終手段です。
その前にできることもいっぱいあります。
それを一緒に学びながら、改善していくことで、
がむしゃらに頑張らなくても成果をあげられる
ビジネスパーソンになっていただきたいと思っています。
大切なのは「正しい知識」と「行動」です。
