前にも書いたことがありますが私は以前神奈川に住んでる時がありました。

それまでに色々とあり、かなり心身クタクタになる様な状況を乗り越え神奈川に住み始めた時のこと。

夏頃に研修が北九州であり、研修と合わせて一時的に休みを取り私は実家に帰りました。

久々に実家に帰った時に親と妹と祖母と家で焼肉を食べて
実家を満喫していたら、一つの写真立てが目に入りました。

それは固定電話の横に飾られていたのですが
亡くなったおじいちゃんが撮ってくれた写真で
妹の1才の誕生日で当時9歳の私の膝に妹が座っててろうそくが1本だけ刺さったケーキを見て手を合わせてる写真
父親と母親も手拍子かなにかして喜んでて
私はポーズをしていました。

これ懐かしいなぁー…と思いつつ
私はそこでハッと気付きました。


どれだけ大きくなろうが
親にとって私達子どもはこの頃から何も変わっていないんだと
容姿は違えど、こう写っているんだと。
そう思うとなんだか恥ずかしくありつつ、
親の深い愛情に影でひっそりと涙しました。
また、それと同じように私達が見ている親もその頃からあんまり変わってないようにうつってるんだなと思いました。

気付けば私達以上に親も年を取り
膝とか痩せてジジイみたいな細い足になり
白髪もあったり禿げていたり
母は昔と比べると太っていたり笑

みんな知らないうちに年取ってしまったんだなぁと思いました。

私は冒頭でも話しましたが神奈川に住む前に色々とあり、その時にすごい親に助けて頂きました。
精神的にすごく。だから本当に親には感謝をしているんです。
神奈川に行く日に父親に電話をした時
「まぁ、これから楽しんでね」
と言ってくれて
すごい嬉しくて、寂しくて、そして何よりも救われて
涙が止まりませんでした。
そしてそれを言ってくれた父親もまた、電話の向こうで鼻をすすっていました。
今思い出しても涙が出るくらい自分の中で救われた言葉でした。


そんな中見つけた写真。
家族のありがたみを感じるこの一枚が親の優しさを感じてすごく嬉しかったです。

そんな私も6日で28歳になり、その誕生日の日に父親の大腸がんの手術でした。

手術は無事に成功し、転移の可能性も低いとのことなので一先ずは安心かなと思いました。

知らず知らずのうちに年をとっていて
知らず知らずのうちに衰えていってて
知らず知らずのうちに命は短くなっていってて

私はまだ実家に住まわしてもらってますがこれから出ることになり、
年に1回くらいしかあえなくなると思うと
あと20回くらいしか会えなくなるのかなと思いました。


手術が無事に成功したことが何よりの誕生日プレゼントでした。

そもそも、誕生日なんてお母さんが頑張って生んでくれたからこそあるようなもので
両親が頑張って育ててくれたからこそあるようなもので。

だから、本当に感謝したいと思います。

お父さん、お母さん
いつもありがとうございます
僕はとても幸せです。
早く奥さんの顔をみせられるように頑張ります。


以上でーす。