キッチンで洗い物をしていて、よく思い出すことがあります。
セラフィットというフライパンについてくるガラス蓋を洗っているときです。

通常、セラフィットには、中サイズと大サイズのフライパン用の蓋が付いているのですが、うちには大サイズしかありません。

去年の7月ごろでしょうか。
私がフライパンの蓋を洗って、キッチンの中途半端な場所に大中の二つの蓋を置いていました。

当時、すでに骨転移をしていたであろううちのおくさんは、とても歩きにくそうにしていました。家の中で、物をとったりトイレにいったりするのも一苦労の状態でした。

そのおくさんが、キッチンに何かを取りに来た時に、フライパンの蓋に触れてしまい、蓋が床に落ちて、中サイズの蓋の取っ手が割れてしまいました。。。

元気なときなら、
「なんでこんなところに蓋をおいておくの!!」
なんて感じで、私が怒られるところです。
ちょっと気持ちが落ち込んでるとしても、
「あ。ごめん!落としちゃった!もったいないことしたー」
なんて言いそうなものなのですが、そのときは何も言いませんでした。
「あっ!」
と驚いたものの、自分の用事(キッチンに何か取りに来た?)を済ますだけで精一杯のようでした。

今日、その大サイズの蓋を洗っていたとき、またそのときのことを思い出しました。

蓋のことを気にしている余裕が無いほど、体がキツかったのだろうな。。。
と思うとともに、
私の記憶では、うちのおくさんの歩きかたが、とても足の付け根のところを痛そうにして、辛そうに歩いている姿ばかりが思い浮かんできます。

普通に歩いているところが思い浮かびません。

本当にそれほど辛そうに歩いてました。。。
本当にうちのおくさんはよくがんばりました。
本当によくがんばったよ。