ここ半年ほど、世界名作劇場を観ている。

































その話はおいおい書くとして、今は「赤毛のアン」を観ている。
今朝の回は、牧師様ご夫妻をもてなしたいと考えたアンがケーキを作ったのだが、バニラ香料と間違えて痛み止めの薬を入れてしまったお話。
とても悩ましい顔でケーキを口に運ぶ奥様。
その表情を見て思い出した。
私も、あんな表情であるモノを食べたことがあったと。
私は食いしん坊である。
嫌いな食べ物(椎茸、貝類、、、)はあるものの、味付けがどうだとか、柔らかいとか固いとか、そんなことで残したりすることは殆ど無い。
好みはあるものの、それはそれとして美味しくいただくことが出来る。
とある会社のとある部署に在籍していた頃、とても忙しかった。残業も多かった。
唯一、チョコレートやお煎餅など、ちょっとした菓子類は食べてもOKだったのが救いだった。
繁忙期には大抵誰かがお菓子を配ってくれた。私も同じ。
そして、大抵の人は引き出しの中にお菓子を溜めていた。
私は、すぐに食べてしまうので、ストックを持っていることが殆ど無かった。
その日も残業で、私はがむしゃらに働きながらも空腹を感じていた。
その時である。
上司が「やるよ」とお煎餅をくれた。個包装のお煎餅。割と大きいお煎餅。
神様かと思った。
その瞬間は。
「ありがとうございます!」
私は直ぐ様封を開け、お煎餅にかぶりついた。
「…………」
ま、不味い!!!!!!!
この世の物とは思えない味がする!
なんだ?!
なんだこの味は!!!!!
正直、吐きそうだった。
吐きそうなくらい不味かった。
しかし、運悪く、お煎餅をくれた上司の目の前の席に私は居た。
上司は「どうだ?美味いか?」と言わんばかりの顔で私を見ている。
私はとても不味いとは言えず、「美味しいです!」と、笑顔で食べた。完食した。目は死んでいたと思う。
それから半年位あと。
その上司が異動することになり、机を整理していた。
「これやるよ。」
差し出されたのはいくつかのお菓子と………ボトルに入ったラベンダーの入浴剤!!!
「これかーーーーー



」
私は叫んだ。
あの時貰ったお煎餅の味。
この世の物とは思えない不味い味。
お煎餅にラベンダー入浴剤の香りが移っていたのだ。
私は上司にやっと言えた。
「あの時のお煎餅、死ぬほど不味かったです
」
と。
(ちなみに、上司が何故入浴剤を持っていたかと言うと、その年北海道旅行をし、友人達に買ったお土産の残りだった)
個包装とはいえ、香りは移ります。
食べ物を保管する際は気をつけて
写真は、長年気になりつつもスルーしていたゴーゴーカレー。
なかなか美味しかった
生卵をトッピングしたら、更に美味しくなった
盛り盛りワンプレートなのも良いね

















