private nurseかなえーる946です
本年もよろしくお願いいたします

 

 

保険外看護サービスを

ご利用していただいて4ヶ月

ついにHさんは早く会いたいと願っていた

奥様のもとへと旅立たれました。

 

支援を拒否し続けた方が、

拒否しながらも少しずつ支援を受け入れ、

 「家で過ごしたい」

「家で最期を迎えたい」という

願いを叶えた軌跡を記録してみます。

 

 

 

新聞記事を見てご家族より

「助けてください」

メッセージが入ったことがきっかけとなり、

4ヶ月間にわたる支援が始まりました。

 

今回ご紹介するのは

釧路では初めてである保険外看護サービスが

主治医探しから始め、

包括支援センターと協働で介護保険申請を行い

在宅療養を可能にした事例で

大きな意義を持つものでした。


初めてお会いしたときから

自立した生活を送ることが

難しい状態でした。

家族の支援も頑なに拒否し、

自らのペースで生活を続けることを

望んでいました。

保険外看護の訪問が始まった当初から、

サービスが整うまでは

決して簡単な道のりではありませんでした。

 

ケアの話を持ちかけても、

拒否される日々・・

関わっていく中で少しずつ、

ご家族と私の想いと

Hさん自身気持ちが交わり始め、

支援の輪が広がっていきました。

この事例では、

公的サービスと保険外サービスが役割を分担し、

それぞれの強みを活かしながら支援を行いました。

特に保険外看護サービスは、

公的サービスでは対応しきれない部分を柔軟に補い、

ご家族へのサポートにも力を入れることで、

Hさんが自宅での生活を続けられる

環境を整えました。


ケアへの拒否は最後まであったHさんでしたが、

訪問診療・訪問看護・訪問介護・

訪問入浴・保険外看護サービスの

スタッフ一人ひとりが

諦めることなく関わり続けました。

 

この諦めない姿勢が、

Hさんの在宅療養を続けるための基盤となり、

「家で過ごす」という願いを

実現させました。

また、家族内では娘さんが昼夜問わず

一人で介護を続けてきました。

「病院で過ごすべきか、家で過ごすべきか」

と最後まで悩んでいました。

しかし、最終的にHさんの意思を尊重する形で

「家で過ごす」という決断をされました。

 

Hさんが旅立つ前に、

ヘルパーさんに「ありがとう」と

感謝の言葉を伝えたというエピソードは

心にとても残っています。

また、時折見せてくれた穏やかな笑顔や

冗談を交わした時間も、

私の記憶に深く刻まれています。


「家にいたい」
「家で死にたい」—— 

 

今回の事例は、

どんなに困難な状況であっても、

適切なアプローチとチームの結束があれば

大きな成果を生むということを示しています。

 

公的サービスと保険外サービスの連携により

包括的な支援が実現し、

「家で最期を迎えたい」という

願いを叶えることができました。

 

関わったスタッフ全員が

最後まで諦めずサポートを続けた結果、

最期の時間が尊いものとなり

娘さんの献身的な介護と、

最終的な「家で過ごす」という決断が、

Hさんの最期をより意味深いものにしました。

 

この経験を通じて、

保険外看護サービスが

新たな在宅療養支援の可能性と意義があると

改めて感じています。
 

 

Hさん

奥さんと来世で仲良くねドキドキ