観た映画(下書きが消えてしまっていたので覚えている範囲で)

凶悪…白石和彌
魅せられて…ベルナルドベルトルッチ
フリークス…トッドブラウニング
地獄でなぜ悪い…園子温
天国の日々…テレンスマリック
コズモポリス…デヴィッドクローネンバーグ
危険なメソッド…デヴィッドクローネンバーグ
きっと、うまくいく…ラージクマールヒラニ
Room237…ロドニーアッシャー
17歳…フランソワオゾン
ルビースパークス…(ゾーイカザン)
ソーシャルネットワーク…デヴィッドフィンチャー
アデル、ブルーは熱い色…アブデラティフケシシュ
偉大なるしゅららぼん…水落豊
テッド…セスマクファーレン
パリ、テキサス…ヴィムヴェンダース




ここ最近、映画関係のバイトを始めたせいか自分で借りてきて観る気力がなく、映画館へ足を運ぶことさえもしていない。
昨日も久しぶりにTSUTAYAに寄ったのだけど、観ようと思っていた映画のパッケージだけ眺めて10分ともたずに帰ってきてしまった。
なんだか映画を観るという行為が作業になってきている気がする。趣味を仕事にしない方が良いとよく聞くけどこういうことなのかなあとふと思ったり。

もっと映画との上手い付き合い方を考えないと。それともそろそろ前に進む頃なのかしら。
平日で人が少なかったこと、荷物を預けられたことで、ゆっくりじっくり作品を見ることが出来た。
〈遊ぶ〉なので知らない人や子供でも楽しめるような身近な空間作りであった。作品もあまり多くなく、見やすかった。
作品としてはマグリットの描く空は相変わらず魅力的で、マンレイも好きな自分にとっては作品が多かったのでとても有意義な時間を過ごせた。
また、シュルレアリストの中に日本人もいたことを初めて知り、その中でも岡上淑子さんに出会えたことは何よりの収穫であった。
白を基調にした無機質な空間を彩る花や血が、鮮やかだが一層の異質さを放っていた。
セレブという手の届かない存在をまるで神であるかのように崇拝する。ウイルスのような本来なら良くないとされるものでさえも、高価で売買される。
一つになりたい、共有したいという危ない独占欲、所有欲に恐怖を感じた。
変態的だった。


監督:ブランドン・クローネンバーグ
兎に角オープニングのCGがとても格好良かった!
ある一族に起こった不可解な失踪事件を追うサスペンス映画。2人が出会ってから加速して面白くなっていく。
民族主義や権力腐敗、女性軽視などを問題視したドラマでありつつ、交じり合わないほのかな恋心、孤独との葛藤もあり多方面から観て飽きのこない映画であった。
女性には辛い映画と言われるが、レイプ野郎にこれでもかという制裁を与える反骨精神にはスカッとする。
もう一度観たいと思わせるには十分のフィンチャーワールドであった。
原作は3部作ということで、続編はあるのだろうか。楽しみである。

監督デヴィッド・フィンチャー
観光客のパリのイメージがぎゅっと詰まっていた。パリへ行きたくなる映画だった。

$memo+
2011/米 監督:ウディ・アレン 出演:マリオン・コティヤール、レア・セドゥ 他
物語が二転三転して予想できない方向へと進んでいくのが面白く、食入るように観た。
虚構の家族だからこそ幸せに見える。演技なら言えなかったことだって言える。誰しも楽になりたいと思う。食べるだけでいいライオンは確かに楽である。しかし皆がライオンであったら…。
皆がうさぎなら誰も干渉せずに済むのだ。そこに気づいた時、それぞれが自分自身との関係を見いだし新しい道へと進んでいく。所詮映画も虚構に過ぎない。自分たちはどの道を進んでいこうか。

$memo+
2005/日 監督:園子温 出演:吹石一恵、つぐみ、吉高由里子 他
満島ひかりさんはずっと気になっていた女優さんだったので、一度生で演技を観てみたいという軽い気持ちで観に行った。満島ひかりさんは自分が思っていた以上に魅力的な力強い女優さんだったが、他の役者さんも個性が出ていて良かった。特に福田麻由子ちゃんは存在感があり、これからが楽しみな女優さんだった。円形だったので360度お客さんに見られている中で演技するのはどういう気分なんだろうかと思いつつ、顔からだけでなく背中でも表情が見えるようで役者の凄さを感じた。
作品自体は終わった後しばらく余韻が残るものであった。忘れないで、いやむしろ忘れて、でもここにいるよ。そんな行き場のないどうしようもなく寂しい感情が静寂のなかの満島さんの背中から溢れていて思わず涙が浮かんだ。

$memo+
演出:前田司郎 出演:満島ひかり、伊藤歩、福田麻由子、菊池亜希子 他
成長してゆくクラゲは徐々に真水に慣れ、数を増やしながら水の中を漂い、海を目指す。
クラゲの姿と人間の生き様がうまく重なっている。
生きる場所を求め彷徨いながらも生きる希望を持ちながら前へと進んでいく主人公にヒヤヒヤしながらも勇気をもらった。

2002/日 監督:黒澤清 出演:浅野忠信、オダギリジョー 他
資本主義社会に対して
裸で、体でぶつかることに

iPhoneからの投稿
ある家庭の一家心中に至るまでを描いた作品。ほとんど会話もなく眈々と生活する様子が描かれている。顔を映さず、道具やそれを操る手などを中心に撮られており、あまり家族に焦点を当てるつもりはないんだろうと思ったし、死に至る原因などどうでも良いのだと思った。
人は道具を使ってここまで発展してきた。今では人が道具に使われている。無機質な固体に対する嫌悪、そして破壊衝動。形がなく変幻自在に姿をかえる水とその入れ物である水槽を壊してしまったことで全てが終わる。そして第7の大陸へ。

$memo+
1989/濠 監督:ミヒャエル・ハネケ