ミニキャブは低回転からのトルクと荷室が広く感じられることからか、職人さんにはなかなか人気の軽自動車です。
最近は軽自動車全般、金額が高く、安いものといえば、ボロボロ、、、。
そんな中で、より良い状態のミニキャブを購入するためのポイントをいくつかご紹介いたします。
まずエンジン。壊れにくいエンジンですが、オイル系統は要チェック。始動時にマフラーから白煙を噴くようなら、バルブステムシールの劣化が考えられます。
ステムシールの交換だけなら、ヘッドカバーを開けて専用のステムシール交換工具で簡単に交換ができます。
エンジンから異音が聞こえるならアウトですね。
白煙を噴かない場合、たまにオイルがまったく入っていないことがありますので、オイルレベルをチェック。
それオイルフィラーキャップの汚れ具合もチェック。オイル交換がどの程度でされているかが大体わかります。
スラッジがひどくこびりついている場合は、あまりオイル管理が良くなかったと判断できます。
あと、見かけが良くないのに逆にオイルがあまりにも綺麗な場合も注意! オイルがちゃんとエンジン内を回っていない可能性があります。 ← 経験談。焼きつきました(笑)
次にラジエータまわり。ラジエータキャップを開けてクーラントの汚れ具合、量をチェック。どす黒くなっている場合は、ヘッドガスケットが抜けている場合があります。これはアウト。
量が減っている場合はどこからか漏れている可能性がありますね。あとオーバーヒートの可能性。
これについては、どんな車も共通ですね。
最後に、グレードがCLのタイプ。つまりATミッションが4速のもの。
絶対に購入はやめましょう。ATの不具合が必ず出ます。ただ、止まることはないので、覚悟の上での購入なら良いですが。ミニカトッポ、タウンボックス、タウンボックスワイドなど三菱車に共通の問題点ですね。
以上の3点が、ミニキャブを仕入れた経験上の注意点です。
ちなみに、ミニキャブのバルブステムシール交換は、当店では工賃2万円+部品代(6000円くらい)です。
オイル上がりはオイル添加剤で症状が改善されることがあります。