「何してんの?こんな所で(笑)」
私が聞いた 逆だろw
おじいちゃんが何て答えたのか
何を会話したのか
もうあまり覚えてない
ボンチューだったから
凄く くさかっただろう
でもおじいちゃんはずっと笑顔だったのを覚えてる
私を咎める事もなく
帰って行った
仲間もおじいちゃんに挨拶してた
「いいおじいちゃんじゃん」
「よかったね」
何か色々言われてまた嬉しかった覚えがある
おじいちゃんの為に今回は
帰ろう…
多分 中学時代の家出はこれで
最後だった
たぶんね…あーそんな気がするのに
ハッキリ思い出せない(泣)
ボンチューだった自分が憎らしい
あんなのに逃げてた自分がバカみたい
おじいちゃんとの記憶返してくれー
日常に戻っても 居場所はあんまりなかった
学校の仲間たちとの温度差みたいなのも感じてた
学校にも持ち込んで吸ってた
1番後ろの窓際の席
カーテン被って授業中も吸ってた
そんな事してるうちに
学校の仲間たちにもシンナーが広がるようになり
ある日担任に呼び出されて
強烈なビンタと共に吐き捨てられた
「お前のせいで あいつらまで
薬やるよーになった!
巻き込みやがって!!やるなら1人でやれ!」
…いや あの子達のが元々のヤンキーじゃん 金あるから格好は凄いけど 健全だったからか?w
この頃から健全ではない私?は周りの大人にきょーれつに嫌われる様になったなぁ…
友達のウチ行けば
私の顔見て 悲鳴をあげて布団を頭からかぶるおばさん
最初訳分からなかったし
「おばさん大丈夫?」って声かけたら
余計悲鳴あげて布団にくるまった
(私?が怖がらせてるの?何で?)
頭の中 ?だらけだった
隣で友達がおばさん蹴ってる
「ババァっうるせぇっみっともねぇ!」
それにまたビックリ
私から見たらこの子は品がいい子の部類。
頭も良かったしすごくキレイだった
親にこんな事するよーに見えなかったから ビックリしたの覚えてる
私に共感してくれて一緒に遊んでた
例の仲間と夜通し遊んで迎えた朝。
朝日をバックに制服のままタバコ片手に
高いとこに立ってた(笑)
「○○居た~!探したよーっ」
つか眩しいしw
私を探す為に高いとこ登ってたらしいww
私は遊びを強要した事なんてない
シンナーだって勧めた事ない
止めなかったけど…
おばさん 私が悪いの?
私のせいで彼女は変わったの?
それからまた数日
また他の友達のウチに行った時。
一階から階段を上がりながら
「○○ぅぅ~出ていけぇぇ~!」
恨みがこもった太い声で私に向かって言いながら階段登ってくる
ハッキリ言って怖かった
友達が部屋から出て
「ババァ!うるせぇっくんなっ!」
と階段でやりあってる
いたたまれず
先に書いた友達の所と同様
すぐに家から出た
また胸が冷たくなる
ねぇ 私が悪いの?
こんなに強烈に大人に拒絶される意味が
分からなかった
今思えば 少し分かるけど。
子どもの私には無理だったよ
自分が何かすごく人的にダメなヤツに思えて 余計逃げるようになった
簡単な方向に
おじいちゃん
この頃 おじいちゃんの事
ちっとも思い出せなかったな
親とはわかり合うつもりはなかった
てか無理だった
この頃の私は誰に認めてもらいたかったんだろうか
親とは今でも分かりあえてない
仲は悪くないケド
私が悪い事だらけだったかもだけど
否定ばっかだったからかな…
身体だけは大きくなったけど
胸だけは小さなままのあの頃の私は
色んな出来事がひとつ起こるたび
胸が一杯だった
感動も悲しみも。
周りを見る余裕なんて
全然なかった
要領良くなんて出来なかった
ひとつの事に胸が囚われて
あれからも色々家族をガックリさせた
悪い方向にどんどん進んでいった
だけど
それ以上向こう側には何とか踏みとどまったよ
一歩行くのは簡単だったけど。
それをハンパと言えばお終いだけどさ
おじいちゃんが
あの日 私と会って帰ってったね
私と会って安心したんだって?
心配する身内に言ってくれたんだよね
「あの子は大丈夫だ」
あの言葉が
私の中にずっと残ってるんだ
何かを超えようとする時
冷たくなった胸に
ポッて灯るんだよ
「あの子は大丈夫」
おじいちゃん
ありがとう
私 いま
普通に向かって頑張ってるよ
スタートがたいぶと遅れたから
なかなか気持ちの切り替え大変だったけど
普通の主婦
普通のおかーさんを目指してる
大変だね 普通も。
楽ではないや
脱線ばっかだよ
逃げの根性がついちゃったかな
でも昔と違って
すぐ自分を奮い立たせれる様になった
私が思う普通には
まだ辿り着いてない
まだまだ駄目主婦w
あと子ども達の心を理解しようとする
大人になりたい(とっくに大人だけど)
長女の友達でも何人か居る
陽のヤンチャじゃなく
陰を引きずるヤンチャの子
その子達との付き合いを咎める事は
しなかった
痛みを抱えてる子達ばっかだったから
悪い影響を心配しなかったと言えば嘘になる でも結局道を選ぶのは子ども自身だしね
ウチは放任ではないが
そこはお任せ
家に来れば
笑顔で迎える
ご飯食べてないなら一緒に食べよう
自分の子の様な愛情は注げれないけど
否定だけはしないよ
挨拶だけはキチンとね
ウチでは酒もタバコもやらせないけどさ
それでいいならおいで
最終目標は
いつも笑顔なおばーちゃんになること
平凡で普通の
エプロンが私服みたいな
おばーちゃんもイイな
漬け物もつけたりしたい
おじいちゃん
まだまだ未熟だけど
私 頑張るからさ
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