あなたの笑顔もスキルです!エムケービジネスサポートの松本です。
中高年に親身な人材紹介・派遣会社です!事務代行も得意です!
その昔、私の故郷秋田から岩手に行くには、厳しい峠を超えなくては
なりませんでした。
新幹線や高速道路など無い時代、峠を超えるのは大変なこと
だったのです。
東北は寒さ厳しい雪国。
冬になると物売りの商人たちが峠を超えるために宿を探して、
私の実家をよく訪れました。
寒い中泊めてくれる家を探してやってくるのです。
ホテルなどないので今で言う「民泊」ですね。
すると私の両親や祖父母たちは商人たちを目一杯もてなしていました。
温かい食事と温かい布団。秋田の名物でもてなすのです。
それもお金も取らずに。
しかし翌朝目覚めると彼らの姿はもうありません。
家族は
「あぁ、もう発ってしまったか~。名産の◯◯でも呑んでゆっくり
して行けばよかったのに」
と、恩を売るどころかもっと饗せば良かったと言っているのです。
どんな商人が来ても手厚く饗し、ねぎらう姿に私は子供心に
「ものをあげるだけあげて、何ももらえないで馬鹿みたい」と思っていました。
そんなことも忘れたある時、商人たちがまた実家を訪ねて来たのです。
その手には真っ赤に熟したリンゴが。
「去年はとてもお世話になりました。」
重たい思いをして担いできてくれたリンゴはとってもとっても甘くて
チョッピリ酸っぱい。
今でも甘酸っぱいリンゴを食べるとあの時の自分の気持を思い出します。
誰かに親切に施したことは必ず自分に帰ってくる。
時々「社長は人に親切にしすぎですよ」と友人のHさんにも言われるのですが、
商人を心から饗す両親の姿が、私の心に染み付いているのかもしれません。
「1日1個のリンゴで病気知らず」という言葉を聞いたのは、
ずっと大人になってからでした。
ちょうど、この頃に感じていたものでした。
(いかに田舎か分かるものと思いながら…)
小学3,4年生頃のわんぱく期のものです。
笑ってやってくださいね!
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