あなたは・・・



ちゃんと笑えていますか?







私は・・・



上手に笑えているんだろうか?









あなたがちゃんと


笑っていてくれたら、それで。








私は上手に笑える気がする。






どうか



ちゃんと笑っていてね。

会えない君に




会いたくて切なくて







キミがおいしいと飲んでいたワインを


最近、
当たり前のように呑めるようになったボク。








今日は少し飲みすぎて



キミの声がすごく聞きたくなった。






だけど


電話もできないんだね。








声も聞けないんだね…。




涙が出た。









あなたと初めて過ごした日。


まだ私の気持ちしか伝えてなくて、

あなたは曖昧な答えしかくれてなくて


だけど、
どうしてもあなたと一緒にいたくて

ほんの数時間でも良いからと会った夜。





飲めなかったワインの美味しさをあなたが教えてくれた夜。





同じ沿線だけど、真逆の方向の駅に帰る私に



『楽しかったね』と


笑いながら手を降ってくれた夜。





もう戻れない現実に


涙が止まらなかった。





何度も自分に言い聞かせた現実を


何度も受け入れた。





なのに
あの夜の
あの笑顔を想いながら泣いた。





運転席から眺める点滅信号が



早い速度で滲んでいく。