今、私の経営するこの店は開店して今年の夏でまる12年、夏から13年目に突入する。
私は、創業者の前オーナーから3年前に金銭譲渡により店主となった。
この店の開店時から前オーナーとは面識あり客として来ていた。
当時、働いていた食品販売会社の社長(故人)と前オーナーが親しくて
会社から店も近くて仕事の合間や仕事の終わった後には頻繁に麻雀をしに
行っていた。まだ、その頃は地元の常連客がたくさんいてフリー卓は常に
2卓から3卓稼働していた。それが、コロナ禍により一変した。
もともと、常連客に年配者が多くコロナ禍により来店頻度が減ったのだ。
いくら高性能の空気清浄器を何台置いても外出しなくなったのだから、
関係ないのだ。コロナ当時、私は珍味の販売で永く香港に滞在中で
仲の良い常連さんとLINEのやり取りにて店の状況を聞いていた。
コロナの一番酷い時期に、航空会社が運航をしなくなり、要は
帰国できなくなり仕方なく現地に残り仕事をしていた。
ようやく、帰国できるようになり帰国のタイミングでその会社を
辞めてこの店を手伝うようになり、最終的に私が店主としてやるように
なったのが、いきさつである。前置きは、長くなってしまったが
現状、個人経営の雀荘は大手チェーン店に押されて正直厳しいと思う。
私になってから年配者の常連客は高齢化もあり、どんどん減っていった。
新規のフリー客を獲得するために、いろんな施策を試みたが正直な
ところ難しかった。唯一、成功したのはセット料金を下げて
セット売上が飛躍的に伸びた事だった。本来ならフリー店の
売上の内訳は、フリー8セット2くらいの比率だと思うが、
現状セット7フリー3くらいの比率でいわばセット主体の店に
なっている。フリー用の従業員もほとんど必要がないので
私一人で十分黒字経営できているのだが、平日が暇過ぎて
寂し過ぎるのだ。いまさら、大手チェーン店のようになかなか
新規のフリー客を獲得するのが難しい現状、当店のような
個人店が生き残るには、スマートな営業なんてしてられないのだ。
泥臭い手法で他店ができないような話題性でフリー客を集客して
常連化させていくしかないと考えた末に以前失敗した時の教訓から
資金をかけずにやる方法を思いついたのだ。