自分は父親が社長のプラント設備会社の俗に言う2代目
8月9日…
去年のこの日、社長に食道癌が宣告された日
癌は社長の身体を蝕み
日に日に痩せて行った社長
食欲も落ち飲物すら飲めなくなって
転移…肺 リンパ
末期宣告
8月8日…
社長の自宅寝室に呼ばれ
社長から「お前の知識、技量が有れば会社は
上手くいく。驕らずコツコツとやって行け。
俺はお前達のおかげで幸せな人生を送れた。」
溢れる涙をどうする事も出来ず、10歳のとき以来
37年振りに父親の前で声を出し泣いた
出ない声を振り絞り 「今までありがとうございました」と言って父親を見ると、父親も泣いていた
やり残した事はある筈、まだまだ生きたかった筈、お袋と離れたくない筈、癌と闘い自分の死を受け入れ、残る者に言葉を残した 偉大な父親
私は、誇りに思います
何か一つ叶うことがあるなら
あと1度だけ2人で酒を飲みたい
その時は社長と部下の関係ではなく
オヤジとバカ息子の関係で酒を交したい
オヤジはあと何日生きられるのか?
神様しかわからない筈
涙がとまらない