あれから8年もの歳月が経ったなんて信じられない。
私はあの日、福島県いわき市から東京へ遊びにきた妹と2人で東京ドーム→原宿→東京タワーの順で観光しようとしていた。
東京ドームのラクーアでお昼ご飯を食べ、そのご飯屋さんから出たのが13:50頃。
外に出るとそれまで晴れていたのに急に曇ってきた。
水道橋から新宿へ移動し、原宿へ向かう山手線で地震は起きた。
代々木を過ぎて、原宿へ向かってる最中にすでに揺れ始めたのかもしれない。
原宿駅に停車した瞬間に今まで経験したことのない長い揺れが来た。
ただただ怖くて、この後どうなってしまうのだろうということしか考えられなかった。
原宿駅の電球を替えている人たちも、脚立から降りて佇んでいた。
みんな何が起きたの?という感じで混乱していた。
最初は首都直下地震が来たと思い、とうとう来てしまったかと感じていた。
当時のガラケーでワンセグが観れたので、すぐに付けた。
そうしたら大きなテロップで「岩手県震度7」という文字を見てびっくりした。
え、東北?嘘でしょ?
そう言えばここ1週間ほど、毎日のように地震が起きていると母から連絡を貰っていたばかりだった。
どうしよう、どうしようと思って怖くなった。
とりあえず大きな揺れが収まるまでは電車の中に居たが、駅員の方に電車は動かないので出てくださいと強制的に外へ出された。
妹とどうしようかと言って、とりあえず原宿を歩いた。
竹下通りもお店が次々と臨時休業。
仕方なく徒歩で新宿へと向かうことにした。
この間母にメールを送るもなかなか連絡がつかず、地震が起きてから1時間以上経ってから連絡が取れた。