東京有数の観光スポット、お台場。
東京湾に浮かぶの埋め立て地であり、北部では商業施設やオフィスビルが建ち並ぶ、非常に人気の観光地です。
そこで毎年夏季に開催されるとあるイベントについてご存じでしょうか?
それがこちら......
お台場冒険王2023 - フジテレビ (fujitv.co.jp)
【お台場冒険王】
フジテレビが毎年夏に開催する複合型イベント。音楽ステージや、フードブース、フジテレビならではのものが展示されていたりする。
.......しかし、このイベントには不可思議な点、もといある重大な欠点が存在することに気付いたのです。
冒険王を一回も見たことない!
......そう、お台場冒険王には、冒険王といったマスコットやキャラクター、あまつさえ冒険王に対しての追求がまったくされていないのです。
これは僕が冒険王の空席を埋めるまでの汗と涙の物語、冒険王の座につくため、お台場の地に飛び立ちます!
登場人物
カメラマン。唯一「いまからお台場でオールしない?」といったときにOKを出してくれた大切な友達。
これは私がお台場を冒険して、冒険王になるまでをまとめた記事です。
お台場へ
お台場までは新橋でゆりかもめに乗り換えて向かいます。
新橋始発のため、はやめにいけば先頭の席に座ることができます。フジテレビの最寄りの台場までは片道325円、だいたい15分くらいで行ける、すごいね。
ゆりかもめから見える夜景を見ているうちにお台場へ到着した
思っていたほど、お台場は甘くなかった。
お台場についたのは18時半を過ぎたにもかかわらず、こんなに人が、間接照明があるとは予想外だった。
「間接照明の数其れ即ち土地の豊かさ也」
私の母校の校歌の歌い出しだ。こうした状況にであったとき、私はいつも気持ちを引き締め歩みを進めるのだ。
AQUA CITY
アクアシティをシンメトリーにしました。
【アクアシティお台場】
お台場を代表するショッピングモール。8F建ての内部には様々な店が軒を連ね、中にはグルメから雑貨、家具、都内最大級の映画館もある
これってさぁ... なんでさぁ... こんな気持ちになるんだろうね
道義に合わないことに対する怒りだよ。この場合は欲に対する義憤、この世は節制を善に動いているんだよ。欲を抑えるのがいいことで、反対が悪。欲を抑えないことに君は、人は憤るのさ。つまり裏返せば君の中にも欲があるってこと。
いま思い返せばオオカの言うことは的を射ていたのかもしれない。義憤、最初偽糞かと思うよな
アクアシティ上階にあるラーメン国技館では、テラス席でラーメンを食べることができる。テラスで食べる塩ラーメンは最高
ちょっと良すぎる
アクアシティの7階に行くとそこには神社があった。賽銭箱には財布に残った沢山の1円玉を入れた。レジで小銭を使うのは難しい。計算に時間がかかるし、計算して出しても毎回間違って、逆に小銭が増える、そんな気持ちわかるでしょ
神社では、「お台場冒険王になれますように...」とお願いした。
いざ海へ
喫茶店ルノワールは人々を騙してきた。閉まっているにも関わらず燦燦と看板を光らせ、それにおびき寄せられる人々はまるで虫の様である。
この時私は何をとったのか、実の所まるで憶えていない。あれはそう昔祖母から聞いた寝物語、あるいは、お仕事ごっこに興ずる学生イラストレーターの頑張りすぎて気絶アピツイートだったのかもしれない。
定かでないが、曰くがないというのも一見心休まる気もするが、それは一冊だけ本の抜かれた本棚の様で、きっと彼はそこを埋める本を探していたのかもしれない。だからあいつは耳年齢のテストを僕がいたずらで消音にした時も、聞こえるはずのないモスキート音を聞こえると言い張っていたのかもしれないと今になれば思える。
お台場制覇にかかる
実の所、今まで歩ていた場所はお台場の表層に過ぎない。商業施設が立ち並ぶエリアは北部のほんの一部分であり、半分以上は、工業地帯になっている。つまり、お台場冒険王への道のりは長い。
前置きはここまで!!お台場南部へ行くぞ!!
正直足の限界は近かった。私はアクアシティでゴン茶を探すのに50分以上歩き回ったが、見つけた時には当にゴン茶のシャッターは降りていた。
理性と本能は二元論で語るべきではないんだ。語るならば、理性と本能に対する精神の方じゃないかな。コインの裏と表の関係じゃあないんだ。正しく理解すれば、精神が丸い金属なら、理性と本能は金属に対する印字で、二つともコインを作るうえで欠かせないものだと気付ける。要はこの二つはベクトルの問題だといえるだろうね。
僕らは歩いた。カネコアヤノの「祝日」を聴きながら歩いた。二人で聞くそれは、あまりにも痛かったが、不思議と足は止まらなかった。
どれだけ歩いただろう。急に道が開き、対岸の明かりが見えた。海は暗く、フェンスは低く、潮風は強かった。
そうして私は冒険王になったんだ。達成感といえばありきたりだが、私の心は満ちていた。多くの人からすればあっけなくつまらない物語だった。たったこれだけ。カメラに映らない名場面も特にない。カメラマンのオオカが疲れて写真を全部送れなかっただけ。仕方ない。この後終電を逃して歌舞伎町で夜を明かしたんだから。
人生が選択の連続というなら、選択は常に冒険だ。ただ間違いなく、一生で踏まずにいた土地を僕は踏んだ。それだけのことだった。
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