2. NHK鳥取ローカルニュースより
子どもたちの将棋大会

共通の趣味を通して友達を作ってもらおうと、鳥取市の遊戯施設で、小学生以下の子どもたちによる将棋大会が行われました。
この大会は、鳥取市の「鳥取砂丘こどもの国」が、日本の伝統文化の将棋の楽しさを広めることなどを目的に、毎年開いているもので、きょうは県内外から6歳から11歳までの11人が参加しました。
子どもたちは、まず予選として1時間半の間にできるだけ多くの対局を行い、勝ったら2点、負けたらマイナス1点というポイント制で、次々と対局しました。
子どもたちは真剣な表情で次々と攻めや守りの一手を指していったり、次の一手に迷いながらじっくり考えたりして、日ごろの練習の成果を発揮していました。
このあと、予選の上位4人で決勝トーナメントが行われ、優勝と準優勝の子どもたちには賞品が贈られました。
岡山県津山市から参加した10歳の男の子は、「お父さんと毎日1局は対戦して練習してきました。
勝った時はうれしくて負けた時は悔しいけど、もっといろんな人と対局してうまくなりたいです」と話していました。
日本将棋連盟鳥取支部の幹事、松本憲幸さんは、「びっくりするような一手もあったし、熱戦が繰り広げられてよかったです。ネット社会が進み、人と向き合うことが減る中、将棋を通して人と向き合う大切さを学んでほしい」と話していました。

11月30日 17時55分
松本憲幸(日本将棋連盟鳥取支部幹事)