しばらくの間更新を休止しておりましたが、破産会社MJGの賃金未払いについて機構からの立替払いが順次行われていますので、この度ツイッター、ブログの更新を再開致します。


更新を休止していた理由としては管財人の業務に介入することで立替払いを遅らせる要因としないため、またコロナウイルスの感染拡大を防ぐ必要もあったため、活動が制限されたことも挙げられます。
休止期間も当準備会は行政や各機関と連携し、破産会社MJGの実態についてを調査しておりました。
また、管財人とのメール等を用いた交渉を再三行ってもいます。

結果、通常半年ほどかかる立替払いについての手続きは4ヶ月ほどで成立しております。
もちろん、まだ全員が支払われたわけではないこと、交通費や立替経費、内定取り消しの保障についても交渉の余地があると思いますので、引き続きそちらにも注力していきます。



この間の我々の大きな成果としては、昨年11月頃のシフト削減の名のもとに行われた受付スタッフの実質的な大量解雇について、労基署との連携のもと、休業補償を引き出せる可能性が発生したことです。
こちらも未払いであった給与と同じく立替払い制度を利用することになるため、8割の立替、さらに休業補償時の賃金は6割程度になるので受け取れる金額はおおよそ平均賃金の48%になりますが、シフト削減の発生した12月〜今年の3月もしくは4月までを対象とできるため、48%の賃金×4ヶ月程度が受け取れる見込みです。

こちらはまだ進行中の事項ですが、旧受付スタッフに対してはなんらかの形で連絡があるはずですので、対象となる方は届いた書類等に必ず目を通すようにしてください。
時期などについてまだ明言はできかねますが、10月に債権者集会があるため、それまでには連絡があると思われます。



現在、MJG労働組合準備会では旧MJGスタッフのみならず各方面よりたくさんの相談を受けております。
接骨院勤務の中コロナ禍により失職した方、個人事業主化したことにより極端に待遇が悪化した方など様々ですが、当準備会では以前より施術者業界全体の労働環境や体質を見直すときが来ているのでは、と考えておりましたので、この機会に労働相談会を行うことと致しました。

【MJG労働組合準備会主催 労働相談会】
日付:8/2(日)
時間:13時〜
場所:横浜市桜木町 平和と労働会館5F
対象:施術者業界に属する方(柔道整復師、鍼灸師、あん摩・マッサージ師、整体師、エステティシャン、カイロプラクター等、またはそれに準ずる業務に従事する方)

参加を希望される方は
メール:mjgunion0202@gmail.com
までご連絡をお願いいたします。
施術者業界の方であればどなたでもご参加いただけます。
遠方の方、コロナウイルスの関係で出歩くことに抵抗がある方には別途ご案内差し上げますので、ぜひご連絡ください。

また、当準備会は現在管財人による破産会社MJGの立替払いの監督、および旧経営陣への追求を行っておりますが、一区切りがつき次第解体となり、その機能は新団体へと引き継がれます。

新しい団体は企業別の労働組合ではなく、これまで本邦ではあまりなじみのなかった産業別の労働組合、施術者業界全体の組合として機能することを目指し活動してまいります。

破産会社MJGの動向を知りたい方、施術者業界にて活動を続けられる方は、引き続きの応援を頂けますと幸いです。

(ブログ担当・K)