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家族を亡くし母親役もこなさないといけないとなれば疲れないはずも無い

頼る者も無く自分一人ですべて抱え込んで精神が極限まで疲弊し現実逃避に走ればこういうことにもなりうるという例が、大阪の2児放置の事件のようにも思う

罪は罪として当然の判決と思うけれども、そこに至る過程には教訓とするべきものが無数にあると強く感じる

自分は彼女と違う人間である以上その気持ちなど分かるはずも無いものの、同じ状況を想像してみた

もし自分が子供らにいなくなってほしいと本気で願うならば、閉じ込めるのではなくわざと鍵をかけずに外出させるだろう
そして事故や事件にでも遭遇して死んでくれれば自分の手を汚さずに済む上に「悲劇」として同情を集めることもできるだろう

悪とはそういうものだと思うが、彼女は激しく愚かではあっても悪そのものは感じ取れない。むしろ疲弊しきって自暴自棄になった者の虚無感のほうが強く感じる

絶望的な思考停止と現実逃避と虚無感があれば、自分も同じ結果に辿り着けそうだ

しかし幸いにも、自分には力になってくれる母がいる。現実にはささやかな力でしかないものの、自分が見捨てられていないと感じられるだけでも状況はまったく違う

彼女にもそれなりの人間関係はあったようだけれども、とても助けにも頼りにもなりそうに無かったように見受けられる。せいぜい一時現実逃避に利用できるだけの希薄な関係という印象しかない。所詮は行きずりの他人と言ったところだろうか

それだけに、同じシングルファーザーとしてということも含めて、彼女の父親に対する非常に強い憤りが個人的にはある。ありすぎて思考として纏まらないのであえて今は触れないが

自分は、自分の娘を彼女のようにしたくない。
が、彼女ほど孤立してはいないことは僥倖と思う。自分にもしものことがあっても間違いなく助けてくれる人がいることが精神的な余裕を生んできることは間違いない

だから、心まで疲弊する前にそれを和らげることに知恵を絞ればなんとかなりそうだ








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