Andre Couto選手
先日、鈴鹿サーキットで開催されたSuperGT第5戦。
一際輝きを放ったレーサーAndre Couto選手。
GT300 GAINER TANAX GT-Rチームがおこした奇跡。
今回は3人でのチームを組んで1000kmレース。
でも終わってみれば秒単位の差しかつかない、耐久スプリント。
少し出会いから振り返り。
Andre Couto選手とちゃんと会ったのは2011年の岡山でのレース。
僕自身、簡単に言葉にできない思いで行きました。
今になっての正直話、立ってることが奇跡の体調だった。赤色輸血、成分輸血、なんか分からない薬を大量に飲んで、この場所に着いた。
この前年にAndre Couto選手は御子息アファンソ君を僕と同じ病『白血病』で亡くしていた。
何だかわからないけど、言いようのない力でここに導かれた思いがあった。
Andre Couto選手あって号泣したっけなぁ~
その年の富士スピードウェイでは、少しの時間だったけど献血、骨髄バンク推進活動も手伝いさせてもらった。
2012年、2013年もAndre Couto選手は日本のレースに参戦してくれた。
このグリット見た時には泣きそうになったよ。
そして3位獲得!
2014年は海外レースと重なり、スポット参戦だったけど、また姿を見ることができた。
一生懸命ドライバー交代の練習してたなぁ。
そして2015年の春。
僕も白血病発症して5年が経過し、寛解報告をした時に心から喜んでくれた。
そして鈴鹿1000km。
春に会社から突然の戦力外通告うけて、スカパー解約してしまい、まだ映像は見てません。
もうすぐ届くかなぁー。楽しみだなぁー。
話戻して、Andre Couto選手は参戦100回の記念レースとなった。
ここまでシリーズランキングトップのため、80kg以上のウェイトハンディでのレース。
ところが予選2位からのスタート!
そこから、フロントロー➡︎最下位➡︎なんと、なんと、なんとぉー!!
優勝
チームの皆さま、千代選手、富田選手、他関係者の皆さま、本当に感動をありがとうございました。
奇跡は諦めない奴にしか降りてこない。
Andre Couto選手はLegendと言っても過言じゃないと思います。
僕も生きてるだけで辛いことは多いけど、ほんの一瞬の輝き、喜びを感じて頑張ろうと思いました。
これこらもずっと応援していきたいです。
May the force be with you.
俺、生きてて良かった
『道』
単身赴任も早一週間経ち、この連休は自宅で過ごしてる。
今日は家族でお買い物。
いっぱい買った。
今週末は東京研修。
そんな話してる中で、嫁さんが…
『しかしよく戻ったな。
命とどめても仕事出来ない。
仕事出来たとしても健常者のように働けない。
実際、仕事復帰した時は出勤できる時のほうが少なかったな…
単身赴任に、東京出張に…
本当よく戻ったなぁ』
この言葉は重く響いたなぁ。
普段そういうこと言わない大阪女性の嫁さん。
通勤バック買ったくれた。
1人で辛い時に一緒に買ったって思い出して、頑張れるやろ?っと笑う。
本当凄え嫁さん。
また明日には高松へ向かう。
人生という道をこれからも一歩一歩進んでいく。