星ノ数ホド2日間で2回見てきました。

写真で浦井くんが短髪なのは知ってたんだけど、いつものキラキラオーラがなく、街にいるお兄さんという印象。

あらすじを読んでも、さてどういう話?といった感じだったけど、杏さんのブログか何かで尊厳死的なことが関わっていることを知り、なかなか重そうだなと。

行っては戻り戻ったかと思えば別の会話へ発展したりと、集中力を切らさないようにじっと耳を傾ける。

木の根元で話すときは同じ会話をいろいろな所から始める。行きつ戻りつはない。だからこの会話が話の核なのかな。

そして、その大きな木はこの話の象徴で、大きな幹からたくさんの枝。あるいは・または・もし。。。可能性が文字通り枝分かれし広がる。マリアンの研究していてローランドが「そっかぁ」(この言い方がひたすら可愛かったw)と聞いていた話の具体化なのかな。
終盤では後方に鏡が3枚配され、さらに枝が広がっていた。

今まで本を読んだりお芝居を観たりしてきたけど、先ず点があってそれが繋がって線になる感じのお話とか伏線が敷かれ回収して、なるほどーとか、とにかく最後に繋がって丸く収まると、はぁよかったよかったと感動したし、面白いと思っていた。でも、このお芝居は点は一つの線にならない。可能性(線)が枝分かれするというか。。。答え(応え)はひとつじゃない。でも終わったときはなんじゃこりゃ?とは思わず、この二人の幸せが続けばいいのにと思った。

あと、BF豊橋でのプレ講座で聞いた小田島さんの話でイギリス作家の特徴として、「答えは出さない」という話を思い出し、まさに「生き方死に方の選択」を問われている様に感じた。


「モーツァルト!」も観てきたので次はそちらのことを書けたらいいなーと思ってますっ!