賭博は賭事(とじ)と博戯(ばくぎ)の二つを合わせた言葉である。賭事と博戯の違いは、賭ける人間が賭ける対象となる勝負事の結果に当事者として関与できるか否かであり、関与できないものを賭事、関与できるものを博戯という。公営競技 、野球 賭博、富くじ 、ルーレット などは賭事であり、賭け麻雀 、賭けゴルフ 、ポーカー などは博戯である。
かつて博(ばく)というボードゲーム があり、それをプレイする(打つ)ことから「博打」と言う言葉が生まれた。よって「博打を打つ」「博打打ち」という言葉は本来二重表現 であるが、「博打」が「賭博」の同義語として扱われるようになると二重表現とされなくなった。
また、各種商品 相場の先物取引 や株式 の購入など、通常であれば商品取引 (相場)あるいは株式 など投資 の範疇に含まれる行為のうち、手持ちの現金以上の金額を投じることのできる信用取引 や、投機 と呼ばれるハイリスク・ハイリターンな取引(当たれば巨額の利益が得られるが、相場の値下がりなどによる投資額の損失リスクが高いもの)については、広い意味でのギャンブルに含むことがある。しかし、金融商品の中でもギャンブル的なのは保険 である。保険の歴史は賭博から生まれた物であり、事故に遭遇するギャンブルに金銭を賭けるのが保険とされているからである。
世界的には歴史上、手品 のはじまりといわれるCap and Ball(カップアンドボール)が賭け事の対象としてヨーロッパ、中東、地中海地方、遠くは中国まで広がったが、行う者が手品師 と同義であることから、いわゆる「いかさま賭博」ともいえる。
ギャンブルは人の射倖心 をくすぐり、時に中毒 的な依存 状態から破産 や人格崩壊に至り、果てには自殺 、殺人 に及ぶ場合もある。また、違法賭博が暴力団 の資金源になるなど、社会問題も多く内包する。
