長楽寺のシンボルの一つ

「散り椿」

 

推定樹齢500年以上と云われ

大木に加え、サザンカのように花弁が散り落ちる

珍しさから兵庫県指定史跡名勝天然記念物に登録

されていました。

 

しかしながら、ここ十数年間樹勢が衰えはじめ

樹木医に診断を仰ぎ、治療を施してきましたが

令和2年の4月に完全に枯死いたしました。

 

今頃は大樹に華を咲かせ、散り落ちた花弁の絨毯に

人を魅了してきましたが、誠に残念な結果となりました。

去る令和3年3月25日付で県より指定解除の通知があったところで

ございます。

 

過日、春のお彼岸には、この散り椿の供養もお勤めし

これまでのご苦労に感謝いたしました。

 

諸行は無常なれど、人の心はすぐにはついていきません。

その心を昇華するための期間こそ、追善の供養であると

再確認いたしました。

 

 

ありがとう、散り椿。

お疲れ様、散り椿。

 

 

(元気な時の姿です)

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.chouraku-ji.net

(長楽寺のホームページ)