「祈」という文字は、

示(しめすへん)と斧から

なる会意兼形声文字と

辞書に載っています。

 

「示」は、神にいけにえをお供えする台を

表し、「斤 キン」は斧の刃を近づけるさまを

描いた象形文字で、目指すところに近づこうと

神にいのる事を意味しているそうです。

 

いけにえを備えるところが、何だか

姑息に思えますが、交換条件をだして自分の

願望を得ようとするのも一面人間らしいのかも

知れません。

 

いずれにしましても、自分の限界を知ったときに

初めて人は諦(あきら)め、真剣に祈り、覚悟をもって取り組み

そして物事の本質を諦(あきら)かに観るのでしょう。

 

 

私も去る23日は、寅の日ということで「毘沙門天王さま」の供養法を修し、

また、ここ数日は「五大虚空蔵菩薩さま」の供養法と

「愛染明王さま」の供養法を修してお祈りさせて頂いております。

立派な掛け軸に描かれたみほとけも蔵にしまっておいては

そのお力を発揮する機会がなくて悲しんでおられると思い

少しづつ祈り始めた次第です。

 

細く長く、みほとけのお仕えができますように。

 

 

「五大虚空蔵菩薩」

 

 

 

「愛染明王」

 

 

 

 

昨日24日は、ある方から車を買い替えたので

交通安全の祈祷をお願いしたいとの依頼があり

懇ろにお祈りさせて頂きました。

自分が安全運転に気を付けていても相手が突っ込んでくる場合や

車両の不具合で制御不能に陥る場合もあります。

すべてを含んで安全でありますようにとご祈念致しました。

どうぞ、みほとけのご加護がありますように。

 

 

 

合掌

 

 

 

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