三寒四温を繰り返しながら
暖かな春を迎えるようですが、
当但馬地方は17日から18日、
そして今朝にかけて雪か降り積もり
真冬に戻ってしまいました。
気温も低く、昨日今日と雪かきに
追われています。
昨日18日は、行事カレンダーのとおり
持仏堂にお祀りするご本尊「十一面観世音菩薩」の
供養法を修してご法楽を捧げました。
当山でお祀りする十一面観音さまは、
欠損がみられますが、二臂(ひ)で、
お顔の十一面は本面の一面と、上の段正面・左右に
各三面、頭の後ろ一面の計11面。
そして頭の頂きに本地の阿弥陀さまを
乗せた形をしておられます。
因みに、
正面の三面は慈しみの相で、善き人々を見て
慈心を生じて楽を与え、
左の三面は怒りの相で、悪にそまった人々を見て
悲心を生じて苦を抜き
右の三面は牙を出したる相で、清らかな行いの人々を見て
讃嘆をおこして仏道を勧め
背後の笑怒の相は、善悪が混ざり合った人々を見て
悪を改め道に向かわしめ、
頂上の仏の相は、みほとけの教えを実践する人々を見て
諸法究竟の仏道を説く
といわれています。
この観音さまの功徳も経典に多く説かれていますので、
少しずつ紹介してまいります。どうぞ皆様も十一面観音さまの
おかげに与って下さいませ。
十一面観音菩薩のご真言には
「オン マカ キャロニキャ ソハカ」
合掌
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(長楽寺のホームページ)