この宇宙大自然のうつり変わりからいうと

本日の2月4日から春を迎えます。

しかし、今年はひと際寒く、まだまだ余寒きびしい時期でもあります。

 

昨日は、春へと向かう節目の日で、その地での習慣行事や厄払い、

また、巻き寿司を食べたり豆まきをしてお過ごしになった方が多いと思います。

 

 

当山でも、午後2時から本堂において開運厄除・無病息災の護摩祈祷をつとめ

午後6時からは、持仏堂内の仏間にて属星供(ぞくしょうく)の修法を行いました。

 

本堂内での護摩祈祷では、事前に祈祷申し込みを頂いた方や

檀信徒のみなさまと共にお祈りし、

 

持仏の間にては、一人静かに檀信徒の皆様をはじめ有縁の方々の

本命星(ほんみょうじょう)と当年星(とうねんじょう)、諸曜宿(しょようしゅく)に

ご法楽をささげました。

 

 

そもそも私たちは、普段自分を中心として物事を考えていますが、

当然自分をとりまく空間と時間の影響をうけています。

そして誰もが地球号という乗組み員の一人であり

その地球号もあらゆる天体、惑星と影響を受け与えながらはたらく

宇宙空間の一員です。

そう考えますと、小さな私たちにとって、多分に影響を与えているのが

この宇宙空間の星宿であるということが分ってきます。

そして、北の空に一年を通して存在し、地球の北半球から見て沈まない星である

北斗七星が、私たちの命根を司っていると先人が考え、その人の生まれの星を

北斗七星のいずれかに配当し、生涯変わらない自分の星と決められます。

(本命星:私でしたら寅年生まれなので禄存星)

 

そして毎年、9つの星が順にめぐって当たり年となる九曜(当年星:日曜・月曜・火曜・水曜・木曜・金曜

・土曜・羅喉・計都)との組み合わせで良いめぐりの年とそうでない年があるといわれています。

そこで、一字金輪というすごいパワーをもったご本尊を中心に、すべての星宿にお供物とご法楽を

捧げ申し上げて、大難を小難に、小難を無難に導くのが、この星祭りでございます。

 

なんだかスケールの大きな話で、私自身もわかったようなわからんようなことですが、

とにかく祖師先師さまが、今に伝えてこられた秘法なので、信じて疑いなく誠実に修法をさせて頂きました。

厳しい寒さの中でしたが、身も心もひきしまり私自身が鍛えてもらったように思います。

このブログをご覧の方々にも、どうぞご利益が広がりますように。

 

 

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