さあ、クリスマスも終わって
年末の大そうじ、大そうじ!
小さい頃は、そうじを手伝わなかったらお年玉をあげないよと
親から言われた経験は、誰しもあるはず。
そして、広いお寺のそうじに欠かせないのが、このモフモフの
ほこり取り道具!
さぁ、おむすび部長もそうじを手伝って!
「あ~ さむい、さむい。おいらはやだね。そうじなんてっ。それよりも
クリスマスプレゼントがほしいね。 プレゼントが!
うちの住職さんは頭の固い人で、仏教寺院にはクリスマスは
ないよっ だってさ。やだやだ、柔軟性がほしいね、柔軟性が・・・ ポリポリ。」
「ん?・・・ 何なの? このモフモフは? ポリポリ」
「☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜ もっ、もっ、もしや! あのお尻は!
おっ、お母さん!」
いえ、違いますよ。おむすび部長。そうじ道具です。
「ぬおおおぉぉぉーーーー お母さーん。おいらだよ、おむすびだよーー!
こんなに大きくなりましたー! ポリポリ。」
いえ、おむすびの名付け親は、私達ですよ、部長・・・。
「クンクン、あー、この匂い この匂い。おいらは幼い時に嗅いだ
お母さんの匂いを覚えているよ! ポリポリ」
いえ、かびとほこりの臭いです。
「何か言ってよ、お母さーん。クンクン どうしちゃったの?
んっ? あれっ・・・ ちょっと かび臭いな? ポリポリ」
だから違うって。
「えっ! ちがうの? つまり、そして、なんとも、しからば、
ねがいましは、あぁーーーっ 。 お母さんじゃないっ・・・ ポリポリ」
はい。
ちゃんちゃん。
大丈夫! おむすび部長。
私達が責任をもってお母さんの代わりをしますからね!