>ピンクリボンの大きな柱の1つが「乳がん検診」の啓発です。ところが乳がん検診の「マンモグラフィ」では、がんが見つかりにくい人が結構いることをご存じでしょうか?

 

 

 

>自分の「乳腺濃度」を知る

乳がんの早期発見に欠かせないのが、マンモグラフィ(以下マンモ)検診だ。世界的にもマンモ検診を行っているところが多いが、ここ数年で、この検診に対する情報が大きく変わってきているという。

 

「アメリカのナンシー・カペロさんは、毎年マンモ検診を受け、毎回異常なしだったにもかかわらず、進行乳がんを自分で見つけました。マンモはがんも乳腺も白く映しますが、彼女の乳腺は密度が濃いため、乳房全体が白く映ってしまい、がんが隠れてしまったのです。こういうタイプの乳房からマンモでがんを見つけるのは、大雪原で白ウサギを探すようなもの、と放射線科の医師は言います。彼女は高濃度乳腺(Dense Brest)の女性が自分と同じ思いをしないために、検診で高濃度乳腺と診断された人に、医師が超音波など別の検診の併用をすすめることを義務化する法整備を進め、現在24州で実現しています。この運動は日本でも始まりつつあります」  

実はこの高濃度乳腺タイプは、欧米人に比べて日本人を含めたアジア人に多いことが分かっている。しかし日本でこのことは認知され始めたばかり。がんがあっても、高濃度乳腺タイプだと“異常なし”でスルーしてしまう可能性があるという。

 

 

 

 

☆今ではこちらのほうが精密な乳がん検査ができるようですね。少々お値段が高いですが、無痛で被ばくの恐れがないのが良いですね。