毎朝、誰も来ないうちに2社の新聞に目を通すのが

日課となっていますが、

この日は、たまたま色々な事をしていたので

見ずにいたら・・・

長年お付き合いがあった主治医の先生が亡くなったと聞き、

新聞を見て愕然としてしまいました。

主治医と言っても身内のようなお付き合いでしたので

コロナ禍は顔を出せずにいましたが、

少し収まった時には、顔を出し、

今月、遊びに行ってお会いして

ゆっくり話もしてきた所でした。

一緒にバンコクで過ごした休暇も楽しかった。

先生のお気に入りのお店での飲み会も楽しかった。

家でみんなでの食事も楽しかった。

子供が熱を出せば出張先から急遽帰ってきてくれたり

先生の家庭菜園で食べたスイカも美味しかった。

子供のお祝い事にはいつもよくしてくれ

子供だけでなく家族全員をいつも暖かく見守ってくれていました。

アレルギーがある子供たちは、

先生の漢方処方のおかげで喘息になる事なく

体質改善をしてくれました。

私が子育てで悩んでいたら

相談に乗ってくれたり、

海外駐在も、先生が何かあったらすぐ行ってやるから

安心して行ってこい・・・の一言で

家族で無事に海外生活を過ごせ、

ちゃんと約束通り、来てくれました。

思い出したらキリがない・・・

今月、お会いした時も

私に弱った姿を見せないどころか、

色々プルーンの事など教えてもらったり

帰る時には２階から言い忘れたと言って

大きな声で話しかけてくれ・・・

本当は声も出すのも辛かった状況なことも知らず・・・。

娘の結婚式は海外ですると言っていたので

先生も一緒に行くという話になっていて

毎回、いつになるか楽しみだよ・・・

という言葉が、今回会った時だけ出なかったのは、

悟っていたからなのかもしれません。

今月、私が遊びに行くと言った日、

たまたま病院から一時帰宅していて

翌々日には病院だったらしく

奥様も、私に会うために家に帰ってきたみたい・・・

とおっしゃってくれるくらいの

本当にタイミングよく会えていた事実。

ありがとう・・・です。

また大切な方のお見送り。

さすが医師だけあって

痛みもあったはずなのに、

誰にもその素振りは見せないという

最後まで医師の立場を全うした先生でした。

人とのお別れは本当に慣れないもので、

この日最後に、奥様と先生、私と3人で

この間のように話していたら、

まぶたが動いたような・・・

聞いてくれていたんだと思います。

今回もですが、

朝、ふと、こうしよう！

と舞い降りてくることは、ちゃんと意味があり

これをキャッチできる環境も大事です。

先日の別れが、最後のお別れになってしまうとは

思わなかったけど、

普段の暮らしの中でも

人とバイバイ・・・と普通に別れる時、

次回また会える保証はないのだと思ったら、

笑顔でバイバイを言おう・・・

そんな教訓。

奥様のことが、大好きだった先生。

夫婦の仲の良さは、私たち夫婦のお手本でもあり

憧れていた夫婦でした。

残された奥様を、

これから私たちも支えて行きたいと思っています。

まさかのお別れ