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癌を患者さんと
ご家族との思いは

すれ違い　揉めることが

多いように思います

先日

年配の男性で

抗がん剤治療で
家族との考え方の
違いで苦しまれている方と

お話する機会がありました

私は　Aさん（がん患者の男性）に

抗がん剤の

効果やリスクの説明は

理解されて

治療をすることにされましたか？

と聞いてみたのですが

Aさんは

説明されたけど

よくわからんかったし

先生が

「私は　自信をもって

治療しているので

任せてください」と

言われたんよと

話されていました。

その時

Aさんは抗がん剤治療に
迷っていらっしゃいました

「副作用が酷いと嫌だな

もう歳だし

苦しい思いをしなくても

いいのかもしれない」と

言われていたのですが

家族の勧めもあり

最終的には
Aさんは　抗がん剤治療を

選ばれました

しかし

残念ながら抗がん剤の
経過は良くなくて

腫瘍は小さくならず

副作用で

食欲がなく10Kg近く

体重も落ちて

倦怠感が酷くて

ドンドン

元気がなくなって

いかれました

ここで　

このまま抗がん剤治療を

続けるかどうか？

決める時ときが

来たのですが

本人の続けたくない
思いとは裏腹に

家族の治療を続けて欲しい

との強い思いが
男性を苦しめます

私は　男性に

大切な自分の命に

かかわることは

あなたがどうしたいかで

決めることが

一番大事なのだと

お伝えしました

ご家族の　思いも

よくわかるのですが

やはり　苦しい思いを

しているのは

本人なんですよね

大切なことだからこそ

Aさんがどうしたいのか？

治療を続けたいのか？
止めたいのか？

あなたが決めて

いいんです。

そして　家族に

残りの時間を

自分の好きなように

生きたいと

頑張りたくないと

伝えていいんですよ

治療をやめるという選択はわがままでも弱虫だからでもありません

自分の本当の気持ちに

素直でいいんですよね

抗がん剤の治療の
辛さは
本人しかわかりません

だから　
家族の方にも
本人の考えを
最大限に優先して欲しいと

思っています

今　ガンは治る病気と

言われていますが

やはり発見が遅れてしまったり

すると治療も難しくなったり

年齢が上がってくると

ガンの治療に

体力が続かないように思います

私も　父をガンで

亡くしましたが

ガンが発見されたときは

かなり症状も進み

なかなか治療が
難しい状態でした

本人の希望で

抗がん剤治療はやめ

在宅での

緩和ケアを選び

亡くなる1か月前まで
職場に顔を出し

母に看取られ

自宅で亡くなりました

とても

幸せな最期だったと思います

眠っているような
穏やかな顔でした

私は　癌は
決して死の恐怖や

不安や怒りなどの
辛い現実だけではなくて

自分に向き合う
大切な時間をもらえる

こともあると思います

病気がわかることで

自分や周りの人たちと

ゆっくり話すことが出来て
自分をもう1度

しっかり

見つめることが出来る

貴重な時間だと思います

周りの人の大切さに
気が付いたり

感謝の気持ちを

改めて伝えることが出来る

チャンスだと思うんですね

私は

ガンは苦しみながら
戦うのではなく

自分に向き合い自分の気持ちを大切にして周りの人に
感謝しながら過ごす時間でいい

と思うんです

ガンと
共に歩んでいく

そんな関係も
あっていいじゃないかと

思っています

私のカウンセリングは

まずは自分を理解し

自分の思いを

しっかりわかる事
自分をゆるし

癒すことと大切さを

伝えています

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ガンは 頑張って戦うものですか？

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