住田愛子さん

今回は低音のところだけの分析。

私は、低音厨なので、まずは、低音が気になってしまう。

歌いだしの4小節あとぐらいか？２人のmid2 E

前後の音の質と歌い方について、一番低くなるところかも。D4くらいのおと

300Hzくらいかな。どちらかわかるだろうか？

チョンユジンさん

まず、音質としては、低い音は一般に響かない。倍音が出にくい。

女性だと、猶更出にくいし、主音でさえ音圧もなくなる。

しかし、ばっちり音圧をだしている。ただ、倍音が少ない、

少なくなるのが普通なのだが。

工学的にいうと、低音は、音速が遅くなり、かつ、全方向に回折する。

また、おとも聞きにくいので、より大きな声が必要となるのだが、

なかなか、オペラ歌手でないので、そんなことはできない。

ただし、チョンユジンさんは、歌い方で、アクセントを取っている。

韓国語だからなのか、子音的なおとが入っている。

チ　チョ　ｔの子音だと思うが、韓国語は日本語より強い。

10000HZ以上の赤い染まった部分は子音の音と思われる。

その間音は、切れていることとなる。なるほどね。韓国語ね！

下の図の、日本語の子音は、あまりはっきりしない。

たぶん日本語の特性だ。だから、韓国の人の日本語の

子音の音がきになるのだと思う。

愛子さん

愛子さんの低音の音圧は強い。美空ひばりと同様である。

かつ、倍音の入り方は天賦の才である。感動する。

2つ図の全体を比べて、おとの厚みが愛子さんにあるのがわかると思う。

かつ、ビブラートもしっかり入れられる。「イルミネーション」の歌詞の

ところだが、このビブラートには、しびれてしまった！天才。

倍音の揺れが大きくなって見やすい。揺れもn倍になるからだ。

うたえないけど、一番低い音に、大きくビブラート入れる。

ユジンさんは、最後だけ少しビブラートを入れた。

お二人とも、揺れが小さい、もっと大きく入れた方がカッコイイ。

愛子さんは、最初の入りの音が少し下からはいいている、OK！Good

しかし、もっと、ぐあ～と来ていいと思う。（笑）

最初の音がすべての印象を決める。

福山さんも、美空さんも、ぐあ～とくるんだ。

しかも、凄い繊細な倍音が入る。それができるかどうかは

人によるのかもしれないが、愛子さんならできそうだ。

４００HZ以下のおとのビブラートは、半音上下が美しい。

かつ、ゆっくりの周期だ。上手な人の特徴である。

よって、これを、吉田美和さんがうたうと、

凄くカッコイイと思う。

チョンユジンさんのスベクトル。低音時！悪くないが薄いおと。

愛子さんのスベクトル。みたか！これが癒しの歌声だぜ！

この減衰率が天賦の才　上と同じ音だと思う。D#

揺らぎの1/fの音。

主要な倍音と共鳴音A#は同じ音だが、音圧がちがう。

G当たりの入り方も違っている。

以上、低音部分は、愛子さんの方が工学的にすぐれた

音となる。芸術的かは私にはわからない。けど、

私は、とても心地よく聞こえる、美しい声色だ。

ピッチが合ってるのは、当たり前、

歌の真の上手さとは違う。

ピッチだけなら、AI－葵ボイスをすぐ作っちゃえる。

もちろん、いまなら、癖も含めてAIで作れるとおもうが、

それでも、生歌にまさるとは思えない。

たぶん、微妙なエラーこそが、芸術なのだと思う。

不協和音が好きなのも、その不快感こそが、

共鳴したときに解決されるその感覚が心地いい。

ロドリーゴのファンタンゴの不協和音からの、

美しいメロディラインがたまらない。

ドラマで言えば、いやがらせされている主人公が

最後、成功してハッピーエンドとなる快感に似てるかも。

愛子さんを応援している。

だれも見なくと、思いは伝わるのが量子力学よ！（笑）

参考

これ誰かわかるだろうか？わかるはずがない。２００Hzの音

美空ひばりさんだ！川の流れのように　この低音　だれもまねできない。

この凄さわかるだろうか？これぞ天才中の天才。

何が凄いのか問題です？

住田愛子 日付変更線 低音編

住田愛子　日付変更線　低音編