​手術室入室から麻酔

手術室には主治医チームの研修医の先生と、助産師さんと移動。立ち会ってくれる助産師さんは、とっても優しい方で嬉しかった照れ

おしゃべりしながら、無事手術室へ!


何度か名前とリストバンドを確認され、

「今日はなんの手術ですか?」と手術室の看護師さんに確認を受け「帝王切開です!」とお返事して

いざ!手術台へ!!


麻酔科の先生、手術室の看護師さんみなさんにご挨拶いただいたのですが

みなさんとっても和やかな方達で、安心照れ

そして、偶然なのか?みなさん女性でした。

意識がある中での手術だから、優しいスタッフさん達だといいな。と思っていたので嬉しかったです。


手術台に乗ってからは着々と準備が勧められ、モニター装着されたところで、麻酔へ。

脊椎麻酔と硬膜外麻酔の予定。

そう。一大イベントエビのポーズです。

背中に麻酔を刺す時に、膝を抱えるようにして丸まらないといけないんです。海老🍤のように。

これが妊婦にはかなり難しい真顔

大きなお腹がありますからね。

助産師さんにぐーっと丸めてもらって、一生懸命に丸まってみましたが丸まれてたのか?笑

いずれにしても、無事麻酔は入りました。

麻酔針を刺す前に、皮膚に麻酔をしてくれるのですが、これが激痛でしたニヤリ

思わず「わー!」と言ってしまいました。ごめんね、麻酔科の先生。

でも、これを頑張らずに脊椎麻酔や硬膜外麻酔を刺される時に、痛くて動いてしまうと大事になるので仕方ないですね。我慢、我慢。


無事麻酔をされたら着々と手術準備。

仰向けに寝せられ、胸の上あたりにバーが置かれ、そこから下が見えないように布を掛けられました。


その辺りから急に緊張 笑

いまさら!と思いつつも、少しずつ痺れてどんどん感覚がなくなる下半身に急に不安がガーン

そして、その足を持ち上げられたりする様子に急に恐怖。

なんでしょう。自分の体を意思とは全く関係なく動かされることへの独特の恐怖心。

あの不思議な感覚と今日はちょっと…もう体験したくないかもです。あの時、やっぱり全身麻酔がいい!と強く感じました。


麻酔科の先生にアイスノンを下から順に当てられて、冷たさを答えます。

あっという間に麻酔が効いたようで、鎖骨付近まで冷たさは感じませんでした。

それを確認して、ついに先生達が位置に着きます。

始まるーーー!


 帝王切開開始


始まる前に手術室看護師さんが、それぞれのスタッフに色々問いかけ、それぞれがお返事してくれます。

例えば、

医師に確認します。予定術式はなんですか?出血量はどの程度を予測していますか?術式変更の可能性はありますか?

みたいな事です。なるほどなるほど🧐と思いながら大人しく聞きます 笑

みなさんがお答えして、「よろしくお願いします。」という言葉と共に始まりました。


助産師さんが「始まりましたからね。もうすぐ会えますね。」と声をかけてくれて

手術台から少し離れたところにあるベビーの処置台の場所を教えてくれました。

麻酔科の先生も「赤ちゃんの性別どっちですか?」とか「体重どのくらいの予測なんでしたっけ?」とか話してくれて、執刀中の主治医の先生も時折会話に混ざったり。

始まる時はかなり緊張していたのですが、皆さんのおかげで和らいでいくのを感じました。


 ベビー誕生

どのくらいたったのかわかりませんが、割とすぐ助産師さんから「赤ちゃん産まれますよ。あたまが見えました」と。

私は視力が悪いので、メガネ持参でした。このタイミングで麻酔科の先生がメガネを付けてくれます。


先生が「やっぱり大きいね!いいね、立派!」と。

そのすぐ後、主治医の先生がぐーっとお腹を圧迫している感じが見えて、お腹が押されてるー!と思ったら、

すっとお腹が軽くなり

「ふぎゃ。」と小さな声の後に大きな泣き声がおねがい

「おー!泣いたー!おめでとうございます」と、みなさん。

私の顔のすぐ横を通って先生から助産師さんへ赤ちゃんが。胸がいっぱいになって自然と涙が。

この瞬間の景色は、一生忘れないだろうなと強く思います。


良かった。泣いてくれた。


助産師さんと新生児科の先生がベビーの処置へ。

この処置が結構長くて、処置台の様子をみながら心配になりました。

たくさん泣くものの、泣くのをやめては擦られてまた泣くベビー。

吸引されたり、酸素を吸わせられたりする様子に不安に。

元々、一過性多呼吸になるかもしれない。その時は少しICUへ。と聞いていたので、ある程度覚悟していたつもりでしたが…やっぱり不安に。


しばらく見つめていると、助産師さんが振り返って

「心配しなくて大丈夫ですよ。元気です。」と。

新生児科の先生も

「元気に泣いてますから、大丈夫ですよ」と言ってくれました。


そのすぐ後、助産師さんがタオルに包んだベビーを私の顔の隣に連れてきてくれました。

麻酔科の先生が手伝ってくれて、ベビーに触る事もできました。

小さくて、あたたかくて、柔らかい。

「ありがとう」と、ベビーに伝えてベビーは保育器へ。

やっぱり少し酸素投与が必要な様で保育器で手術室から出て行きました。


 ​閉腹

ベビーのことが心配。それはすごくありましたが、ここからは自分のことも心配しないといけません。

腺筋症術後。私の本番はここからです。

胎盤は無事に取れるのか、癒着はどうか。


この処置中は、麻酔科の先生がずっと話かけてくれていました。

オムツはどこの商品がいいか?とか、お尻拭きはどこのを使っているーとか。

そこに、執刀中の先生も話に加わったり。

そんな先生の様子で、順調なんだなーと安心しました。


意識がある中での手術が、とっても不安でしたが皆さんのおかげで、本当に安心して過ごせました。

ありがたかった。本当にいいスタッフさん達おねがい


「もう終わりますよー」と主治医の先生。

手術スタッフ全員で諸々確認されていきます。

出血量は500ml程度とのこと!

少ない!すごい!!


麻酔科の先生たちも「すごーい。早いし少ない!普通の帝王切開と同じくらいだったー」と。


術後、胎盤はするっと外れたと教えてもらいました。


術前には、最悪子宮摘出になりますーと言われていた、今回の帝王切開。

何事もなくて本当に良かった。

安全なところに胎盤を作ってくれたベビーに感謝ですにっこり


8:30に手術室へ入って、ベビーは9:29に誕生歩く

私が病室へ戻ったのは10:50でした。