AQUA CUP in summer 決勝戦観戦記
水城恵利・水瀬千尋の水水コンビが主催する「AQUA CUP」。
今回初のワンデー大会＆年間の総合ポイント戦という新しい試みで、6/28(土)、第一回となる「AQUA CUP in summer」が行われた。
総勢31名の参加で満員御礼。
予選四回戦を行い、上位四名が決勝進出。
決勝に駒を進めたのはこちらの四人。
予選一位通過+187.0 NAOKIさん。
（写真不可）
予選二位通過+184.1 中村昇さん。
予選三位通過+167.0 しゅんさん。
予選四位通過+143.2 雀Pポルナレフさん。
場所決めを終え、並びは起家から
中村さん-NAOKIさん-雀Pポルナレフさん-しゅんさん
となった。
東1局、5巡目に南家NAOKIさんの手が止まる。
１２３７７７８９⑨⑨⑨東中中 ドラ五
東を切れば、中と面子に一枚組み込まれている７のシャンポン待ち。とりあえずテンパイを取っておいて、一通や一盃口、チャンタへの手替わりを待つ人もいるだろうし、ここでリーチに行く人も多そうだ。
しかし、ここでNAOKIさんは７切りのテンパイ取らずを選択。
この手を1300や2600で終わらせない、という強い意志が伝わってくる。
7巡目に西家雀Pポルナレフさんからリーチが入る。
三三五五七八九１２３４５６
待ちは良くないが打点は充分。
そして14巡目、親の中田さんが追っかけリーチ。
三四六七八②③④④⑤⑥５５
初っ端から勝負手がぶつかり合う展開。
ここは雀Pポルナレフさんに軍配が上がる。
ドラの方をツモり上げ、なんと裏ドラも五！！
4000-8000の大きなアガリとなった。
東2局。8巡目にしゅんさんがリーチ。
五五①②③④⑤⑥６６６東東 ドラ①
６をカンして新ドラ東！
程なくして、五を自力で引き寄せた。
決勝の舞台なんて、なかなか立てるものではないし、誰だって緊張して肩に力が入る。
少し強張った表情で五をツモったしゅんさん。
この一瞬にかける思いが伝わってくる。
東3局。中村さんが9巡目にリーチ。
⑤⑥⑦⑦⑧⑨１１４５６東東 ドラ１
雀Pポルナレフさんが鳴いてテンパイを入れるも、すぐに中村さんがドラの１ツモ。
激しい打ち合いが続く。
東4局は北家雀Pポルナレフさんが1000-2000をアガり、親の連荘が一度もないまま南場を迎える。
南1局。しゅんさんが4巡目に以下の形から１をカン。
四五六七５５９９⑥⑥ カン１１１１ ドラ北 新ドラ５
新ドラに５が乗り、打点は約束された。しかし、この後がなかなか進まない。
親の中村さんも、以下の形からずっとツモ切り。
二三四四五六３４６④⑤⑨⑨
二人とも、勝負手なだけにフラストレーションの溜まる展開か。
局面が一気に動いたのが、流局間際の16巡目。
しゅんさんにようやくテンパイが入り、リーチ！
静かにツモ山に手を伸ばす中村さん。そこにはようやく自身もテンパイとなる２がいた。
「リーチ」
しかし中村さんは、一度もツモることなく4000点を支払うことになってしまう。
かなり手が入って前に出ているのに、いざ捲り合いになると負けてしまう。これはかなりキツイ展開だ。
それでも、きちんと「はい」と返事をして、丁寧に点棒を払う。
普段から麻雀に真摯に取り組んでいる姿勢が、一つ一つの所作から伝わってくるようだ。
それに対して、ここまで手が入らず、我慢を重ねる厳しい展開になっているのが南2局親番のNAOKIさん。
最後の親番で、ここ一番の大物手に育てた。
四五六七七七⑤⑥３３４５６ ドラ三
なんとリーチを打った時点で、高めの④は山に三枚生き。
それを見事に手繰り寄せ、4000オールの大きなアガリ！
観ている者も思わず息を呑んでしまうような、綺麗なアガりだった。
南3局。ここまでリードを守ってきた雀Pポルナレフさんの親。
ここで一気に勝負を決めに行く、リーチ宣言。
二二六六⑦⑦⑧⑧２４４８８ ドラ白
数巡後、マンズのホンイツをやっていた中村さんが捕まってしまう。
２にロンの声がかかった時、皆少し驚いたような表情をした。
雀Pポルナレフさんの捨て牌は変則的ではなく、５もソーズの下も切っており、この２が当たるとは皆予想できなかったのだろう。
これは、アガった雀Pポルナレフさんが上手かったとしか言い様がない。
そしてやはりこれが決定打になり、雀Pポルナレフさんが優勝！！！
ギリギリで決勝に食い込んだ所から、見事な逆転勝利となった。
準優勝 しゅんさん
第三位 NAOKIさん
第四位 中村昇さん
水城恵利・水瀬千尋の水水コンビが主催する「AQUA CUP」。
今回初のワンデー大会＆年間の総合ポイント戦という新しい試みで、6/28(土)、第一回となる「AQUA CUP in summer」が行われた。
総勢31名の参加で満員御礼。
予選四回戦を行い、上位四名が決勝進出。
決勝に駒を進めたのはこちらの四人。
予選一位通過+187.0 NAOKIさん。
（写真不可）
予選二位通過+184.1 中村昇さん。
予選三位通過+167.0 しゅんさん。
予選四位通過+143.2 雀Pポルナレフさん。
場所決めを終え、並びは起家から
中村さん-NAOKIさん-雀Pポルナレフさん-しゅんさん
となった。
東1局、5巡目に南家NAOKIさんの手が止まる。
１２３７７７８９⑨⑨⑨東中中 ドラ五
東を切れば、中と面子に一枚組み込まれている７のシャンポン待ち。とりあえずテンパイを取っておいて、一通や一盃口、チャンタへの手替わりを待つ人もいるだろうし、ここでリーチに行く人も多そうだ。
しかし、ここでNAOKIさんは７切りのテンパイ取らずを選択。
この手を1300や2600で終わらせない、という強い意志が伝わってくる。
7巡目に西家雀Pポルナレフさんからリーチが入る。
三三五五七八九１２３４５６
待ちは良くないが打点は充分。
そして14巡目、親の中田さんが追っかけリーチ。
三四六七八②③④④⑤⑥５５
初っ端から勝負手がぶつかり合う展開。
ここは雀Pポルナレフさんに軍配が上がる。
ドラの方をツモり上げ、なんと裏ドラも五！！
4000-8000の大きなアガリとなった。
東2局。8巡目にしゅんさんがリーチ。
五五①②③④⑤⑥６６６東東 ドラ①
６をカンして新ドラ東！
程なくして、五を自力で引き寄せた。
決勝の舞台なんて、なかなか立てるものではないし、誰だって緊張して肩に力が入る。
少し強張った表情で五をツモったしゅんさん。
この一瞬にかける思いが伝わってくる。
東3局。中村さんが9巡目にリーチ。
⑤⑥⑦⑦⑧⑨１１４５６東東 ドラ１
雀Pポルナレフさんが鳴いてテンパイを入れるも、すぐに中村さんがドラの１ツモ。
激しい打ち合いが続く。
東4局は北家雀Pポルナレフさんが1000-2000をアガり、親の連荘が一度もないまま南場を迎える。
南1局。しゅんさんが4巡目に以下の形から１をカン。
四五六七５５９９⑥⑥ カン１１１１ ドラ北 新ドラ５
新ドラに５が乗り、打点は約束された。しかし、この後がなかなか進まない。
親の中村さんも、以下の形からずっとツモ切り。
二三四四五六３４６④⑤⑨⑨
二人とも、勝負手なだけにフラストレーションの溜まる展開か。
局面が一気に動いたのが、流局間際の16巡目。
しゅんさんにようやくテンパイが入り、リーチ！
静かにツモ山に手を伸ばす中村さん。そこにはようやく自身もテンパイとなる２がいた。
「リーチ」
しかし中村さんは、一度もツモることなく4000点を支払うことになってしまう。
かなり手が入って前に出ているのに、いざ捲り合いになると負けてしまう。これはかなりキツイ展開だ。
それでも、きちんと「はい」と返事をして、丁寧に点棒を払う。
普段から麻雀に真摯に取り組んでいる姿勢が、一つ一つの所作から伝わってくるようだ。
それに対して、ここまで手が入らず、我慢を重ねる厳しい展開になっているのが南2局親番のNAOKIさん。
最後の親番で、ここ一番の大物手に育てた。
四五六七七七⑤⑥３３４５６ ドラ三
なんとリーチを打った時点で、高めの④は山に三枚生き。
それを見事に手繰り寄せ、4000オールの大きなアガリ！
観ている者も思わず息を呑んでしまうような、綺麗なアガりだった。
南3局。ここまでリードを守ってきた雀Pポルナレフさんの親。
ここで一気に勝負を決めに行く、リーチ宣言。
二二六六⑦⑦⑧⑧２４４８８ ドラ白
数巡後、マンズのホンイツをやっていた中村さんが捕まってしまう。
２にロンの声がかかった時、皆少し驚いたような表情をした。
雀Pポルナレフさんの捨て牌は変則的ではなく、５もソーズの下も切っており、この２が当たるとは皆予想できなかったのだろう。
これは、アガった雀Pポルナレフさんが上手かったとしか言い様がない。
そしてやはりこれが決定打になり、雀Pポルナレフさんが優勝！！！
ギリギリで決勝に食い込んだ所から、見事な逆転勝利となった。
最終結果
優勝 雀Pポルナレフさん
準優勝 しゅんさん
第三位 NAOKIさん
素晴らしい決勝戦でした！
皆様またのご参加お待ちしております！
文:水城恵利