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本日のおすすめの本


2024.11.1



中学生から知りたい

パレスチナのこと


 2024年10月25日(金)

NHKのラジオ番組「飛ぶ教室」で紹介された本


 良くテレビなどで「パレスチナ」「イスラエル」「ガザ地区」などと聞くが、全く理解していなかった。


 ユダヤ人がイスラエルという国を作った、くらいにしか知らなかった。


 そこには、単なる戦闘だけではない、歴史的な問題を抱えており、ロシアのウクライナ侵攻とも関係しているなんて、知らなかった。






 ラジオで、高橋源一郎さんが紹介していたので、ラジオを聞いた後、読んでみたいと思った。


 とりあえず、Amazonで見てみる。


 人気なのか、定価1,980円に、送料440円を払わないと、手に入らない。


 そこで、近くの書店に行ってみた。


 あった。


 でも、後数冊しか残っていない。


 2024年7月の発行だから、まだ数ヶ月しか経っていない本だ。


 内容的には、中学生には少し難しいかな?と思われる言葉も多く出てくる。


 でも、この本は中学生以上の日本人に読んで欲しいという願いが込められているので、専門書よりはとても読みやすく、かつ分かりやすい。




 本の内容は、読んでもらうとして、、、



 この本に出会う数週間前、杉原千畝さんのお孫さんに、「どうしてユダヤ人を救ったんだ」「ユダヤ人たちを救わなければ、

残虐な人たちが少しでも減ったのに」という批判的な意見が多数寄せられているという事をテレビで知った。


 杉浦千畝さんと言えば、「東洋のシンドラー」とか言われ、リトアニアでのユダヤ人にビザを発給した、人道的な出来事が有名だ。

 数年前にテレビで取り上げられ、一気に日本で有名になった人だ。


 あの頃は、誰もが杉浦さんの行為に感動していたはずなのに。何で今?


 全く意味が分からなかった。




 そのまた数週間前。パレチナの人々が住む土地にイスラエル軍が攻撃し、住民を追い出し、そこにイスラエルの人々が住むという映像を見た。


 この時は、この映像の意味が全く分からなかった。





 そして、この本に出会い、一気に読む。(2日で読破できた)




 杉浦千畝さんの行動に対する批判も、土地を奪われる映像も、、、、



 意味が分かった。



 と言うより、これらを知っていたから、本で語られている事が理解できたと言っても良い。



 そして、今日。


 2024年11月1日。

 NHKの時事解説で、イスラエルについて話していたが、以前と違って、よく分かった。



 本当に、難しい問題だ。


 けれど、建国依頼、他民族に征服されて土地を離れた記憶がない日本。そこで育まれた日本の文化。平和の中で培われた私たちの思考の中には、理想の姿が想像できやすいのではないかという希望が持てた。


 


 恨みを持ったままでは、人は幸せになれない。

 誰かの犠牲の上に成り立つ日常は、幸せではない。





 理想の状態を知っている人は、自分も幸せになれるし、人も幸せにできる。



 私の大好きな言葉


 一隅を照らす




 仏教の考え方が、多くの人の幸せをもたらしてくれるのだろうと、願う。