お久しぶりです。乗り鉄パウエルです。
ブログだいぶ放置気味でしたがまぁまた徐々に書いていこうかなって。
ということで最初は今年に入って2回乗車してきた富士山麓鐵道の富士山ビュー特急をご紹介。
2回乗ってますので2回分の写真を混ぜながら...
富士山や河口湖といった観光地を沿線に持ち、観光需要も大きく都心からの直通特急も紛更される富士山麓鐵道(乗車日は富士急行)
この会社ではフジサン特急や富士登山電車(2022年5月現在運休中)など観光列車を複数運行する会社ですが、その中で唯一食事提供を行ってるのが「富士山ビュー特急」です。
コロナ禍になって以降長らく運行・サービスの提供を休止していましたが、今年よりスイーツプランの販売を開始しました。
以前より気になっていたもののなかなか足を運べていなかったので、サービス再開に合わせて乗車してきました!
今回は乗車録というより列車紹介という感じですので時系列はバラバラですw
1.エクステリア
車両はJR東海から譲り受けた371系を改造した8500系
JR時代は特急あさぎり用の車両として活躍し東海道新幹線を思わせるような白と青のスタイリッシュな塗装で人気を博していましたが、今は赤茶色一色に金色で文字が要所要所に入るという...いわゆる「水戸岡デザイン」になっています。
まぁ水戸岡デザインの良し悪しはさておきとして昔の格好良さは半減されてしまったなとい感じはしますね。
あと個人的に富士山なのですし青色の方がなんて思ってたりもしますw
2.インテリア
車内ももれなく「水戸岡デザイン」になっています。
列車は3両で構成され1号車がスイーツプラン向けの指定席、2・3号車は自由席車両になっています。
【1号車】
1号車はスイーツを提供するという前提があるためテーブル席が並びます。
片側が2人用テーブル、もう片側が4人用テーブルなので比較的ゆったりと座ることができる
座席はリクライニングせずソファタイプの椅子になっていて、座り心地もフカフカというよりかは程よい硬さのある感じに仕上がっている。
真ん中には折りたたみ式のテーブルが固定されており、スイーツ提供でスペースを必要とするため基本的に乗車時にはすでに展開された状態となっている。
運転室の方に進んでいくと先ほどとは違うテーブル配置の区画となっている。
こちらは富士山が車窓となる窓に向けて配された半円状の大きなテーブルがあり、6人用のテーブルになっている。
また真後ろにはなんともこじんまりとした1人用の席もある。
椅子の座り心地としてはTHE水戸岡デザインなので他の列車と変わらず柔らかいというよりかはしっかりめでそこまで厚みのないクッションなのでソファっぽく見えるだけで普通の椅子を想像している方が良いかなと。
ただこの列車に限っては乗車時間が45分と長くないので、まぁこの時間でこの椅子なら許容かなとも思えます。
座席以外のスペースとしてはサービスカウンターがデッキ寄りに設置されています。
こちらも水戸岡デザインではよく見かけるタイプですね
ドリンクオーダーやグッズ注文は基本的に席で行えますから、乗客がこのカウンターを使うことはほぼないです。
カウンターの近くにはグッズや沿線の名産品を飾ったショーケースが設けられています。
【2・3号車】
自由席車両の2両
こちらは1号車と打って変わって普通の特急車両同様2+2の4列リクライニングシートの車内
まぁ自由席なので当たり前ですけどw
座席自体は371系自体のものをそのまま使用しているようです。
乗ったことないので乗車された方の写真を見ての判断ですが...
モケット含めこちらも水戸岡デザインのアイデンティティがぎゅっと詰め込まれています。
モケットの柄は2号車が赤系、3号車が青系と区別されているので、ちょっとだけ雰囲気は異なります。
窓枠もわざわざ木製の縁が取り付けられています。
まぁそこまで邪魔には感じませんが、窓枠にペットボトルとか置くときには邪魔になってきます。
座席の肘掛にも木が追加されてますが、まぁこれもあってもなくても特に...って感想ですねw
3.スイーツプラン
さて1号車でのスイーツプランのご紹介。
こちらのプランでは富士急ハイランドホテルのシェフが監修したスイーツ2〜3種類が提供されます。
1回目の乗車時はケーキとジュレ、2回目はケーキとエクレアでした。
1号車の乗車口は専用のマットが敷かれ、ドア脇にはアテンダントが待機しており、申込者氏名を伝え受付を済ませてから車内へと入っていきます
指定の席にはすでにテーブルマットやおしぼりなど一式がすでにセットされています。
席に着いたらアテンダントがドリンクのオーダーに来てくださる。
スイーツに関しては提供内容によって出され方が変わってきます。
現在の提供内容(2022.7)はお皿に盛り付けられた状態での提供となるので始発駅発車後にアテンダントさんがテーブルまで運んでくれます。
1回目乗車時(2022.1)にはテーブルにケーキが入れられた箱がすでに用意されていて、各々好きなタイミングで箱から取り出して食べてくださいという感じです。
1月乗車時のケーキは
・いちごのタルト・フレーズ
・ジュレ ド YUZU
のメインが二つと、この写真には写ってませんがフィナンシェとマドレーヌもいただきました。
フィナンシェとマドレーヌはお土産用という感じで手提げに入れた状態で受け取りましたがまぁ結局車内で食べましたw
6月乗車時は
・富士山ビュー特急を模したエクレア
・富士山の形をしたショコラケーキ
のメイン2つにKUMOPAN(雲パン)というもちもちしたパンでした。
ドリンクメニューですがソフトドリンクに関してはお代わり自由で。テーブルにメニュー表が添えられています。
アルコールや一部ソフトドリンクは有料になるそうです。(この時は品切れもあり有料ドリンクは2種類しかありませんでしたが...
ちなみにこの写真にて品切れで隠されているドリンクは
・ワイン(赤・白)
・富士山ビュー特急ビール
でした。(2回目乗車時に確認
飲み放題とはなっていますが乗車時間は1時間弱程度ですので大抵の人は飲んで2,3杯かなと思います。
有料のアルコール類もありますが、ケーキ類を食べ終わってから「じゃぁ追加でもう一杯お酒でも」というにはちょっと残る時間が中途半端かなという印象です。お酒を楽しみたい方は最初からケーキと合わせて頼んでおくのがいいかもしれません。
コロナ禍は中止していたこのデザート提供ですが、今年から再開になりました。
コロナ前はお皿に盛り付けられドリンクもしっかりとしたコップにて提供されていたようですが、今現在も感染症対策が必要なため提供方法は以前と同一ではないようです。
再開直後は上記の通りケーキも箱に入れられていてアテンダントを介さずにお客が各自食べるような対策になっていましたが、今現在提供されている新メニューになってからは従来通りの提供方法に戻っています。ドリンクに関しては以前紙コップによる提供ですがこちらも今後の社会状況により戻ることもあるのかなと。(あくまで推測ですが)
4.まとめ
車内インテリアとしては全体的に水戸岡デザインですので、この列車ならではというものは正直ないかなと。
富士急行線内の移動として2・3号車の座席車を利用するとしたら特別この列車をチョイスする意味もないかなと思います。
ただ、1号車スイーツプランに関しては料金も¥4,500と高くはありませんし短い乗車時間ですがちょっと贅沢とかにはかなりいいと思います!
スイーツの味もかなり美味しいですし関東からの距離も考えるとかなり手頃にレストラン列車系を楽しめるコンテンツです!
以上簡単な紹介となりましたが、ご覧いただきありがとうございました。