田舎で起業をしようと思ったとき、いちばん不安だったのが「どうやって最初の仕事を取るか」でした。
正直に言えば、ぼくは特別な営業スキルも、大きな資金も持っていませんでした。
■“広告”ではなく、“ごあいさつ”を選んだ
起業当初、田舎でただチラシを配ったり広告を出したりしても、きっとあまり効果はないだろうなと感じていました。
人のつながりが深い地域だからこそ、やっぱり一番大事なのは「信頼」だと思ったんです。
そこでぼくが選んだのは、シンプルに“ごあいさつに回ること”。
名刺と簡単なチラシを持って、地元の事業所や店舗、会社を一軒一軒まわりました。
「この度、こういう事業を始めました。どうぞよろしくお願いします。」ただそれだけ。
営業トークや強いアピールは一切しませんでした。
■歓迎してくれる人が多かった
最初は緊張しましたし、「迷惑に思われるかな」と不安もありました。
でも、実際はまったく逆で、「若い人が新しいことを始めるなんていいね」「がんばってね」と声をかけてくれる方が多かったんです。
お茶を出してくれたり、話を聞いてくれたり。改めて「田舎の温かさ」を感じる時間でした。
■気づいたら紹介が増えていた
1週間ほど経ったころ、不思議なことが起きました。
ごあいさつしただけで終わったはずの人から、「○○さんがあなたのサービスを利用したいと言っているよ」と電話がかかってきたんです。
そこから少しずつ、紹介や問い合わせが増えていきました。
「ちゃんとした営業はしなきゃいけない」と思っていたけれど、実際は「顔を知ってもらう」「信頼してもらう」ことが何より大事だったんだと思います。
■最後に
これから田舎で起業を考えている方に伝えたいのは、営業が苦手でも、特別なテクニックがなくても、ちゃんと仕事は始められるということ。
あなたの想いや人柄を知ってもらうことから、すべてが動き出します。
小さなごあいさつから、大きなつながりが生まれるかもしれませんよ![]()