環境の中ではぐくむエネルギー | みずいろのブログ ~ブルークレールオーガニクス~

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先月滞在した山梨県小淵沢で

自然農を実践している農家の

赤カブです。


自然農(しぜんのう)をご存知ですか?

自然農とは、単なる無農薬栽培でも

有機栽培でもありません。

耕さない農法です。

一切土を耕さず

基本的には雑草も抜かず

(成長を阻むような場所・位置にある

雑草の仕分けや管理は別とします)

ありのままに育てる農法です。

もちろん農薬も、そして肥料は有機でさえも使いません。





自然農では

昔の田んぼや畑に居たような虫さんたちが

徐々に現れるようになるそうです。

虫をお好きでない女性がほとんどではないかと思いますが

(自分もそうなのですが)

このお話を聞くと、そういった育てられ方をした

お米や野菜を食べてみたい、そう思いませんか?



そういった環境の中で育った野菜は

さぞ、虫たちに葉をかじられ穴が開いている

むしろそれが無農薬の証拠だと

思っていませんか?


実はそうではないのです。

上の写真のように

自然農で育てられた

健康な状態の野菜たちは

ほぼ完ぺきな形をして

そして虫に喰われることがほぼない

と言われます。


なぜでしょう?


絶対的な答えはわからないそうですが

おそらくそれが野菜の本来のエネルギーだと感じる

と自然農を実践する人たちは言います。

生命力をもつ野菜は

虫をはねつけるのだそうです。

むしろ、自然農の畑でもたまたま何かしらの理由で

不完全な状態で育った野菜は

虫たちに喰われるとのことです。

その場合は、そこにある雑草が野菜の根の成長を阻んでいないか

水はけはどうかを考えて、対応をしていくということです。



耕さず、基本的に雑草を抜かず、

農薬を撒かず、有機肥料さえ与えない

ありのままの農法、自然農で

育てられた野菜には虫がつかない

虫が喰いつけない強さとエネルギーがある。



人にも通じる要素なのかもしれません。

そんなことを言っても、

あらゆる近代文明の恩恵をいただいている私たちは

自然農のような環境で暮らすことはほぼ不可能に近いのですが

それでも、そういうことを少し頭によぎらせることは

役に立つことだと思います。

このことは精神的なことにも同様に言えることだと思います。




12月になりました。

一日一日をかみしめて、

いろいろなことがあっても

今ここに自分が入れることに

感謝をしながら

やっていきましょう。


※ところで、赤かぶ(もちろん普通のかぶも)のお味噌汁

とてもおいしいです。お味噌汁が身に染みる季節になりました。



ゆったりした火曜日の夜をお過ごしください星キラキラ