人を動かす by デール・カーネギー | みずいろのブログ ~ブルークレールオーガニクス~

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人を動かす(デール・カーネギー著)」を読みました。


1930~40年代に書かれた、人との付き合い方、自分の改善のための草分け的な本です。


既に1600万分以上販売され、初版発行から70年以上たった現在も、この分野でベストセラー入りする


本で、それは時代が変わっても変わらない、「人への柔らかい前向きな態度や誠意を持ち、相手の


立場に立って物を考え言葉を発する」、というスタンスを持った本だからだと思います。


また、教訓は30個あり、その一つ一つの教訓にいくつもの実際にあった人の経験が書かれており、


言葉づかいもシンプルで、大切なキーワードやメッセージはその項目で何度も繰り返され、まるで


著者のデール・カーネギーに、優しく諭されているようです。


教訓は例えば、


◆人を批判したり、文句を言わないこと


◆相手に正直で誠実な称賛を送ること


◆純粋に相手に興味を持つこと


・・・・・・


等があり、基本にあるのは、「相手の存在を重要に思っていることを伝えること」です。



コミュニケーション力向上・自分を磨くための本と言うのは、実践してこそ価値の出てくるものだと思います。


書かれていることはシンプルでも、実際の日常生活の中で、私たちは結構精一杯に家族、仕事関係の人


と付き合い、言葉を発し、色々な態度を取り、あとから気付いて反省したりすることもあると思います。



こういう本を読んで、いかに実践に役立て、人間関係や自分のコミュニケーション力を改善していくかが、


そういった本を読んだ意味があるかどうかだと思いますが、私は自分の中の「プロセス」も大切だと思います。


もし同じような失敗をコミュニケーションの中で起こしたとしても、その間違いがどんなものであったか、


自分のどこが悪かったか、そういったことが自分の中で分析できたり分かれば、その後その人に謝ったり、


フォローをしたり、次回のための改善ということが出来ます。


それが長い間にとても大きな違いを呼ぶと思います。



また、気に入った本は、何度も読み返すことが大切です。人は一時感銘を受けたことでも、忘れるものです。



10年近く前に、この本を読み、今回あらためて読みなおしたのですが、10年前にこの本を読んでから


今まで、書かれていることを実践しようとしてきたことを、また今でも実践しようと日常で意識していること


に気が付きました。


もちろん、わすれているメッセージも多くありました。



今回は、英語の原書で読みなおしたのですが、英語もシンプルで、メッセージは繰り返されているために


読みやすかったです。あらためて気が付いたことも多く、読み直して良かったです。


教訓は30個ですので、一日一個分を読むと、一ヶ月で読めますね。

こちらの本はとてもおすすめです。



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