もらったミントの小さな枝を、水に挿していたら、根が伸びてきました。
小さくて可憐な葉を付けるミントは、実は丈夫です。
庭の土に直接に根付けると、どんどん横に根を伸ばし、他の植物の成長を阻むほどです。
私の母はガーデニングが好きで、庭には、20種類近くあるバラがほとんどを占めていますが、
ちょっとしたスペースに、ローズマリー、バジル、タイム、レモンバーム、
数種類のミントが植わっています。
今はシソの繁殖がすごくて、この前たくさんもらって、煎じたものにアスコルビン酸
(レシピではクエン酸を推奨しています)とアガベシロップで、紫蘇ジュースを作りました。
スポーツクラブなどに500mlのペットボトルに、5~6倍に薄めて持っていくのですが、
身体にすっとなじむようで、あっという間に空になります。
紫蘇は、胃腸の働きを良くするほか、アレルギー全般に良いのです。
抗菌力もあり、風邪予防にもなります。
今まで自己流で勉強してきたアロマテラピーですが、ここのところスクールに通っています。
脳のどこで香りを感じ、それがどのように影響するかなどの生態学から勉強したり、
香りの化学など、学術的なことから学び、この基礎が色々なところで役に立ちます。
また、学ぶほどに、西洋のハーブ学は、東洋の医学(陰陽の考え方)に通じます。
今日はあまり難しいことは書かず、涼しさに「冷」の力のあるハーブをお使いになることを
おススメしたいと思います。
熱した体を冷ます働きのあるハーブの代表的なものに、ミントやユーカリがあります。
ミントは先ほど書いたシソ科に属します(ハッカ属)。
一方ユーカリは、フトモモ科ユーカリ属です。
(ユーカリの木。高いものは100m。from wikipedia)
ハーブは、非常に複雑で、「冷ます力のあるミント、ユーカリ」と書きましたが、同時に
温める作用もそれぞれにあります。
詳細に書くと、ミントは「陽性の陰」、ユーカリは「陰性の陽」と言われます。
つまり、両方に、冷やす力と温める力が同時に備わっています。
一般的には、ミントはねんざや火照った身体に、ユーカリは熱っぽい時にお使いになると良いです。
どちらも冷やすだけではなく、冷やした後身体の血行を良くして流れを作り、浄化する力があります。
これが、市販のシップなどとの大きな違いであり、ハーブの魅力です。
ミントもユーカリも、精油の中では花のエッセンスなどと比較すれば割とリーズナブルです。
どちらもおすすめですが、もしどちらか一つというのであれば
・胃腸の弱い方はミント
・アレルギー体質のある方はユーカリ
を一つ持っていられるといかがでしょうか。
自分はユーカリを年中使っています。ローズ、ユーカリ、ローズマリーやティトリーはいつも使う
オイルですが、おそらくユーカリを最も使います。
それほどオールマイティで、抗菌作用がある精油です。
ミントも、ユーカリも、0.1~0.5%程度にオイルに希釈して(濃度0.5%は10mlに対して精油1滴。
30mlで精油1滴程度で十分かと思います。)、背中から首にマッサージしてください。
その際、顔にはつけないでください。ミントやユーカリは皮膚炎にも良いものだとされていますが、
美容スキンケアには合っていません。
そうすると、背中から首がすっとして、コリが取れます。手の届かないところは人にしてもらうと
良いのですが、出来ない場合は、肩だけでも良いと思います。
そのあと、優しく拭き取ってください。
また、熱い日の足湯にお使いになるのもおすすめです。
胃腸が弱っている方はミントを、ゆっくり香りを楽しむようになさってください。
ミントは、胃腸にとても良いのです。
また、風邪気味の方は、ユーカリを布団のお肌に触れないところに数滴たらし、
香りを楽しみながらお休みください。
ユーカリの抗菌力はハーブの中でもダントツだと言われ、未だに
オーストラリアの土地のオリジナルの人たちは、このユーカリで、熱病や
けが、やけどなどを治療するそうです。
自分は、風邪をひきかけた時は、ユーカリでしっかりと足湯をして、
ビタミンCとプロポリスをたっぷりの水分とたくさん摂りますと、
それ以上は悪化せず、翌日には元気になっていることがほとんどです。
ハーブを知れば知るほど、その陰陽両方の複雑な働きを知ることになり、
説明が難しくなりますが、体感や直感が最も大切だと思っています。
そして楽しむことです。
夏は身体を冷やしすぎると、免疫力を下げる可能性があります。
また、秋からの季節の変わり目にからだの調子を崩しやすくなるとも言われています。
身体を上手に冷やし、上手に血行を良くし、健康的に夏を楽しみたいですね。
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