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書き忘れてましたが一昨日、吉祥寺シアターで、鈴木忠志演出・SCOT 大人のための児童劇『シンデレラからサド侯爵夫人へ』を観て参りました。

なんかバックステージもの? で、『シンデレラ』と『サド侯爵夫人』の舞台稽古風景をやってる感じの内容でした。

この2作品であることに、特別な意味が込められているわけでもなさそう。


SCOT の演技法って、なんだか変で、妙に気合いはいった話し方&役者が相手みて話さないで客席がわみながら話すのね。
でも客に向けてというより、なんか自分に向かって独り言いってるみたいな感じなんだよねー。
クセがあるので好き嫌いありそう…ってか、あたしは苦手(((^^;)


『シンデレラ』のほうは、この変なしゃべり方がある意味効いていて、これほど可愛いげのないシンデレラはなかなかないぞ…という可笑しさがあって、なかなか笑えた。
違和感をギャグにしてる感じもした。
そこが狙いなのかは不明だけど。


でも『サド侯爵夫人』のほうは、三島由紀夫な世界と、あの話し方がなんかハマっていて、あたしはもともと苦手な三島を、さらに苦手なものに上塗りされた印象で、うげー…となりましたです。



【大人のための児童劇】なんてサブタイトルついてましたが、『シンデレラ』のほうもファンタジーではないオペラの『チェネレントラ』のほうがベースとなっているようだったし、全く児童劇ではなかったような気がするぞよ。
まぁ、児童劇ってそもそも何やねん?なんて思ったりもするわけであるけれど。