コロナウイルスで色々と事業内容が変更になった令和2年度も今日で終了し、明日からは令和3年度になります。

 

次年度は、ウイルスの蔓延が収束して一日も早く通常のプログラムができるようになってほしいものです。

 

さて、3月の水辺の会は、田んぼファンクラブの準備やファンクラブ田んぼの生き物調査を行いました。

 

ファンクラブ田んぼの生き物調査では、ドジョウをはじめ、14種類60個体の水生動物が採集できました。

生き物は田面よりも退避溝が多く、田面が7種14個体に対して、退避溝は10種46個体の水生動物が採集されました。

生き物調査で採集されたドジョウ

 

退避溝には水生昆虫類が多く、昨年の秋に生まれたと思われるトンボ類やカゲロウ類などの幼虫が確認されました。

退避溝が水生昆虫の越冬の場になっていたことがわかりました。

生き物調査結果

生き物調査で採集された水生動物

 

また、2月下旬から3月上旬にかけて白山地区では、安養寺町と都辺町の2か所でコウノトリの人工巣塔に滞在していた野外コウノトリの産卵が発表されました。

中野町で抱卵する野外コウノトリ

 

どちらの人工巣塔も3月下旬から4月上旬にヒナが孵化する可能性があり、3年連続の白山地区での野外コウノトリ孵化に期待が高まっています。

 

また、中野町の人工巣塔で野外コウノトリが産卵したことから、これまで人工巣塔直下の田んぼで行っていた、コウノトリ呼び戻す田んぼファンクラブの田んぼを令和3年度は、坂口地区に変更します。

 

新たな田んぼでの、事業展開に期待が高まります。

 

令和3年度は、昨年よりも事業をしっかりと行っていきたいと思いますので、今後とも会員の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。